みなさんおはこんばんにちは、代表の安東です。

 

今回のブログタイトル「甍」。

何と読むか分かったアナタはちょっとヤヴァイ人かも・・・(笑)

 

答えは「いらか」です。

では、どういう意味でしょうか?

 

ヒントに、拡大するとある漢字が隠れていますね・・・

 

そうです、瓦屋根(の主にとんがった部分)の事を表す漢字なのです!!

 

昨日のブログにも書きましたが、個人的には瓦屋根にこの上ない美しさを感じてしまいます。

↓のような風景に出会ったら・・・ヨダレが・・・(きちゃない)

 

 

最近はデザインがシャープなガルバリウム鋼板屋根が増えてきました。

が、木楽舎では瓦をお勧めすることも多ございます。

 

今年に入ってからだけでも、7棟は瓦屋根のお引き渡しを終えています。

 

「瓦屋根=和風」というイメージを持つ方も多いと思いますが、

↓のようにスッキリと線が揃ったモダンな瓦もあるので、デザインの幅はかなり広いと言えます。

 

 

もちろん、和テイストの瓦も捨てがたい。

 

 

ちなみに、瓦の先っちょについている丸い部材を「万十(まんじゅう)」と呼びます。

屋根の先(軒先)部分の瓦の施工性を上げるための部材ですが、その由来はそのまま「お饅頭」だそうです(笑)

 

さらにその万十を切り落とし、シャープに仕上げた瓦もあります↓

 

 

これを「一文字(いちもんじ)瓦」と言い、読んで字のごとく、刀でスパーンと軒先を切ったような仕上がりになります。

ちなみに↑の写真はモデルハウス「青RINGO木上」ですが、一文字瓦をしっかり魅せるために樋(とい)も付けていません。

 

 

更には、軒先部分に文様を施しているものもあり、これを「唐草(からくさ)」と言います。

由来は、唐草模様が多いから。

 

 

そんな瓦ですが、下の瓦に上の瓦を被せていくという構造上、ある程度の傾き(屋根勾配と言います)が必要になる、という制限があります。

つまり、ある程度トンガリ屋根にする必要があるということです。

(かなり屋根勾配を緩くできる瓦も開発されてはいますが・・・)

 

そこで、1階と2階の屋根を使い分けて、それぞれ屋根勾配を変えるという方法も↓

 

 

やっぱり日本の風景には瓦屋根が欠かせないと思うんですよね~・・・

と、今日は私の「かわら♡愛」をお伝えするに留め、後日、もうちょっと深掘りしてみたいと思いま~す。