みなさんおはこんばんにちは
代表の安東です!
トルコでの地震が
大きな悲しみをもたらしています
この地震の最大マグニチュードは
M7.8
いわゆる「大地震」といわれる
規模の地震です
ニュース映像をみると
5~10階建てのビルが
頭から崩れ落ちたり
途中の階が先に潰れる様子が
たくさん映されています
これを
パンケーキクラッシュと言い
縦の力を支える構造が
弱い場合に起こる現象です
3.11テロで
ワールドトレードセンターが
一気に崩れ落ちたのも
パンケーキクラッシュ
トルコの建物には
組積造(そせきぞう)といって
石やレンガを積み上げる工法が
多く見られます
細い柱はあるものの
横から押されると
へしゃげやすい構造
壁が崩れると
そのまま上の階が
落ちてくるので
逃げるヒマもありません・・・
今回の地震で
被害が大きかった地域では
過去200年間に
大地震がなかったらしい
そのためか
耐震への意識が薄れていたことは
容易に想像がつきます
「日本は地震大国で用心してるから
パンケーキクラッシュなんて
起きないでしょう?」
いえいえ実は
阪神淡路大震災の時に
多くのビルがパンケーキクラッシュを
起こしましたし
その後の耐震基準の見直し後
東日本大震災の時にも
その発生が確認されています
一般にはあまり知られていませんが
日本の耐震基準というものは
思いがけない被害が出るたびに
修正が繰り返される
という傾向があります
私たち建築従事者は
そのことを肝に銘じて
まずは無理がなく
頑丈な構造体を造ることに
腐心しなければならないのです
今回の地震で被害に会った方々の
無念に応えるためにも