前回のブログでロールスクリーンの遮光性って凄いということをお伝えしました。
今回はこんな思いで木元邸がロールスクリーンをリビング~和室の仕切りにしました、ということをお伝えします。
同じようなことで悩んでいる方がいたらば、参考にして下さいね。
こちら、1F平面図を切り抜いたものです。
キッチン~ダイニング~リビング~和室が一室になっていて広々とした空間が広がっています。
ちなみにこの図面、変更前の図面ですね。ロールスクリーンでなく、詳細図面を頂いた当初は引戸を設置する予定でした。
3枚の引戸がつく予定だったのですが…
①の場所に戸を寄せる → ソファ後ろ~和室の動線が阻害される
②の場所に戸を寄せる → 動きは阻害しないけれど、キッチン~和室の一体感が阻害される(①・③も同様ですが…)
③の場所に戸を寄せる → 小上がり和室に腰掛けてリビングテーブルを囲むことができない
和室をLDKと一体の部屋にして広がりを感じさせたいという要望があったので、戸を付けるのにずっと抵抗がありました。
板の間の壁を取っ払って3枚の戸を引き込む案は?
この壁、『耐力壁』と言われる、地震が発生した時などに耐えようとする壁になるので外さない方が良いとのこと。
どうしても戸を取りたかった…。寧ろ不要なのでは?
という声もありましたが、和室には客間としての役割を持たせたかったので、何かしら視線を隠すものが欲しかったのです。
そして結論がロールスクリーンだったんですね。
設計段階でロールスクリーンの使用を決めておけばカーテンボックスを造りつけて…
普段は目立たないようにすることも可能です。
下ろすとこんな風です。ロールスクリーンがあること、分からないでしょう。
ちなみにロールスクリーンを設置する時、気にしたことは光が漏れないことです。
ロールスクリーンを設置する時、枠の内側に設置する方法と、外側に設置する方法があります。
特に、外に面した窓に設置する場合は内側に付ける方がスッキリするのですが、今回の主目的は光を漏らさないこと。
内側に付けるとロールスクリーンと枠の間に隙間ができてしまい、光が漏れてしまいます。
このため、我が家では外付けを選択しました。
そういえばヒヤヒヤしたことが、商品の限界巾です。和室の入口が2,700mmなのですが、商品の最大巾がほぼ同じくらいでした。
商業施設などのための大型ロールスクリーンもあるのですが、金具がゴツかったり、金額が上がったり(見積もりまでは取っておりません…)デメリットが生じてくるのでオーダー可能巾に収まって本当に良かったです(´・ω・`)
使用後に思ったことは、重いということです。当然ですが巾が大きい分巻き上げるのに力が必要です。
力一杯掛けないと開かないとかは無いのですが、ちょっと力が要ります。毎日上げ下げはしたくないなーと正直思いました。
不満も書きましたが総じて大満足です。
キッチン~和室の一体感、和室の小上がり部をソファ代わりに使う、お客さんが来た時は遮光できる、狙ってはなかったのですが戸よりも僅かにコストダウンもできました。
こんな悩み方をした、一例として見て頂けると幸いです。
次回、ちょっと気合を入れて「木元家流 お風呂の乾かし方 対策…!!」お伝え致します。
さて、一軒毎に様々こだわりや悩みがあるものです。それを体感するのは見学会に行くのが一番…!!
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