みなさんおはこんばんにちは、安東です。
昨日の肌寒さとは打って変わって、今日はムシムシとした暑い一日でしたね💦
さてさて、前回は思わず脱線してしまいましたが、夏のパッシブデザインシリーズの続きをいきます。
「快適6要素」!
もう覚えましたか?
今日はその中でも気流、つまり風に着目します💡
風による体感温度の変化は先日の記事で詳しく書きました。
そこで浮かんでくるのが、
「風通しで涼しくなるのは分かるけど、風をうまく取り込むにはどうすればいいの?」
という疑問です。
「窓を開ければいいんじゃん!」
たしかに。でも、それだけだと不十分である場合が多いのです💡
その理由はたくさんあるのですが、もっとも基本的かつ大切なことは・・・
その地域の風向きを理解できているかどうか
なんです。
地域ごとに風向きや風の強さは全く異なります。
アメダスによって1981年~2000年の間に集計された各地の風向・風力データが公開されているんです。
(一般財団法人建築環境・省エネルギー機構HPより)
例えば、大分市は・・・
一番下の円グラフの左側が「起きているだろう時間帯」、右側が「寝ているであろう時間帯」の風配図です。
グラフが伸びている方向が風上です。
これを見ると、日中は南北の風、そして夜間の風は南からの風が圧倒的に多いわけです。
これに対して杵築では・・・
ものの見事に違います。
このように、地域ごとの風の特性を知ることが風通しの良い住まいづくりへの第一歩です💡
ただし、上記のデータはあくまでもデータ。
周囲の状況や建物の立ち並び方などによって風向きは驚くほど変わるので、その場所ごとの風の特性を現地でつかむことが肝要だと思います。
(木楽舎「パッシブデザイン塾」資料より)
見学会場も通風命です!