パッシブデザインのメリット/デメリット

パッシブデザインのメリット/デメリット

【メリット①】自然な心地よさを実現できる。

  • エアコンなどの冷暖房機器の利用が最小限になります。
  • 室温が安定し、身体への負担がなくなります。
  • 自然な温度環境になるため、気持ちがいい空間になります

【メリット②】体に優しい暮らしが実現できる

  • 冷暖房機器による不自然な温度変化を避けることができます。
  • 通風により、揮発性の化学物質を屋外へ排出しやすくなります。
  • ヒートショックの危険を避けることができます。

【メリット③】経済的にもうれしい

冷暖房機器や照明器具の利用が最小限となり、光熱費が大幅に削減されます。

【メリット④】暮らし方がパッシブデザイン効果を左右する

○自然エネルギーを活用するには、住まい手の協力も欠かせません。
例えば、自然風利用のためには自分で窓を開け閉めすることが必要ですし、日射遮蔽のためには、自分で外部の遮蔽パーツ(すだれなど)を操作しなければなりません。
ですから、すべてが「ボタン一つ」で済むような暮らしをしたい方には不向きかもしれません。
「少し面倒でも、自然とうまく付き合う暮らしがしたい」という方におススメします。

【デメリット①】イニシャルコストが若干高い

△壁・窓・床・屋根の断熱性・気密性を高く設計するので、一般的な住宅に比べると建築コストが
高くなります。その分、建築後の光熱費スケジュールをしっかり検討することが必要です。

【デメリット②】大幅な変更が利きにくい

△設計の段階から緻密な計算を行っていくため、大幅な変更は利きにくくなります。
例えば、窓のサイズや位置、庇の長さ、建物の形などの変更は慎重に行う必要が出てきます。