24坪のびおハウス(大分市里・N様邸)

 

―この住まいについて率直な感想をお聞かせください。

ご主人 とにかく居心地がいいですね。吹き抜けを通して、家族の声や気配が届くのも良いです。ただ、届きすぎると感じるときもありますけど(笑)

そして、とても暖かい。特に外から帰ってきたときに家に入ると、暖かさを実感します。

奥さま 暖かすぎて、外が寒いのか分からなくなることがよくありますね。窓を開けてはじめて、「あ、今日は寒いんだ!」みたいな(笑)

 

―びおハウスに決めるまでの経緯を教えてください。

ご主人 最初は特に「木の家がいい!」というこだわりもありませんでした。住宅展示場を見学しては「へぇ~」という感じで。その中のあるメーカーさんの展示場が木をたくさん使っているのを見て、木の家の良さを意識し始めたんです。ただ、メーカーさんの家は金額が高すぎて……。

びおはうすとの出会いは、「注文住宅」以外にも「規格型住宅」という考え方があると知り、ネット検索をしていた時でした。その時はまだ公式サイトはなくて、町の工務店ネットさんのサイト内で紹介されていました。

大分では木楽舎さんのモデルハウスがあることは知っていたのですが、見学に予約が必要というハードルが高くて(笑)、なかなか見に行けなかったんですよね。

ただ、思い切って伺ったモデルハウスがとても好みでした。なんというか、木の使い方のバランスが良いというか。とても「ちょうどいい」感じでした。

 

 

―以前まで住んでいた家に比べて、今の住まいはいかがですか?

ご主人 以前は賃貸アパートに住んでいたのですが、住みにくさを感じていました。そして、寒かったんです。お風呂上りがもう寒くて寒くて……。

それに比べて、この住まいはとても暖かいですね。冬場も夜の10時ごろエアコンを消して、翌朝7時に起きるときも全く寒くないんです。何も羽織らずに裸足で布団から出られます。アパートでは布団から出るだけで一苦労だったのに(笑)

奥さま 日中も、窓辺の日当たりだけで十分に暖かいです。さすがに北側の部屋までは無理ですけど。

 

―この住まいで、気に入っているところがあれば教えてください。

奥さま リビングでごろんと寝転がったときに目に入る、木の天井が好きです。

ご主人 私も、小上がりの畳スペースで寝ころんだときに、吹き抜けを見上げるのが好きですね。吹き抜けの障子から顔を出した子どもと、「ヤッホー」とやり取りするのが楽しいです。

奥さま 今まで招いた友人たちにも、とても好評で嬉しいです。あと、キッチン周りの造作収納が充実していて助かっています。

 

 

―逆に、ここは気になるというところがあれば教えてください。

ご主人 上と下の声が届きすぎるなぁと感じる事は、たまにありますね(笑)

奥さま ……あっ、部屋が暖かすぎるせいか、寒い日には窓がちょっと結露しますね。寝室なんかで。

―確かに、寝室は体からの水蒸気が溜まりやすいですからね。ちなみに、窓の換気框(かまち)フィルターは開けていますか?

奥さま フィルター……確認していないです。

―24時間換気の吸気用としてついているので、開けておくと結露が改善するかもしれません。

奥さま はい、分かりました!確認してみます。

ご主人 これは住み始めてから分かったことですが、背の高い収納の扉は上下で2分割すれば良かったなぁと思います。玄関収納からバッグを出して床に置くと、反対側の扉に引っかかったり……。そもそもバッグを別の場所に置くようにすればいいだけのことですが(笑)

奥さま 2人の子どもがまだ小さいので、扉を開けっぱなしにしておくことが難しいんです。ですから、上の扉だけが開く、という作りにしても良かったとは思いますね。

ご主人 これも住み始めて分かったことですが、この家はコンパクトなので、照明のスイッチはもっと少なくても大丈夫でした(笑)「手を伸ばせば届くよね」というところにスイッチがあるので、使わないスイッチがあるんです。吹き抜けのホールもセンサー付き足下灯だけで充分に明るいので、コンパクトな住まいのメリットでもあるなぁとは感じています。

 

 

―容量計算をして選んだエアコンですが、パワーは足りていますか?

ご主人 吹き抜けとLDKを併せて23畳ほどありますが、いただいた提案では18畳タイプでしたよね。実際には20畳タイプを付けていますが、充分です。

 

―住まいづくりで一番悩んだことを教えてください。

ご主人 やっぱり間取りですね。びおハウスは建物のサイズが決まっているので、難しかったです。一度、安東さんから「2階に浴室があるプラン」を提案されたときには本当に驚きました!(笑)

―1年ほど前に県外で見学した住まいが2階浴室で、とても気持ちが良かったんです。「もしかしたら気に入ってもらえるかも!」とアタックしてみました(笑)

 

 

―最後に、住まいづくりで一番楽しかったことを教えてください。

ご主人 これもやっぱり、間取りづくりでしたね。毎日、夜更かししていました(笑)木楽舎さんが作ってくれた日照シミュレーションを見ながら、吹き抜けの位置を悩んだことを覚えています。

 

 

奥さま 設備を選ぶのも楽しかったです。普段、ショールームに行くことがないので、とても新鮮でした!