暮らしモデルハウス「青RINGO木上」OPEN!

できるだけ土地をいじらない

どんな建物であっても、建築するためには草木を伐採し、土を掘削し、基礎で固めるという行為が発生します。仕方のないこととはいえ、その土地に住む生き物を追い出し、元からあった風景を変化させるという影響が大なり小なりあるのです。「青RINGO木上」は、一般的には整備してしまうであろう部分もあえて風景として残し、一般的にはコンクリートで施工するであろう部分も自然砕石などで仕上げるなど、できるだけ地面にフタをしないように配慮して計画しています。

心地よさの源は自然からもらう

「暑さ」や「寒さ」に目が向かい、自然を敵対視する風潮が強まっていますが、日本人は四季の移ろいを心地よさに活かすことが得意な人種です。お日さまの暖かさやそよ風の心地よさから始めるのがいいと思います。そんな住まいの考え方を「パッシブデザイン」と呼びます。他にも、雨音をBGMにウタタ寝したり、新しい花の香りにちょっと嬉しくなったり。そんな些細なことが私たちの暮らしに潤いを与えてくれる住まい、なんかよくないですか？

「新築っぽくないね」と言われたい

「青RINGO木上」の設計にかかる前のこと。周辺を散策していると杉板張りの住まいが数軒立ち並んでいました。何十年前に建てられたのかも分からない質素な建物でしたが、シルバーグレーに経年変色した杉の外壁が何とも味わい深く、初めて出会う佇まいなのに妙に懐かしさと憧憬の念を感じた事を覚えています。ピカピカな見た目で人目を引くのは容易です。しかし住まいは50年、100年と立ち続けるもの。100年後にも愛着がわくような佇まいを目指しました。

ローテク・ローエネを支えるスペック

木楽舎の住まいは冷暖房や採光にできるだけ電気エネルギーを使わないことを目指しています。ただ、それがガマンの上に成立するのでは意味がありません。自然エネルギーを無理なく暮らしに活かすための断熱性や開口計画、窓サッシの選定など、随所に工夫を凝らしています。また、万が一の大地震の際には命を守るシェルターとならなければなりません。高耐震設計と高精度の施工品質が必須となります。

住まいは人の手で造られる

スマホで何でもできてしまう世の中ですが、住まいを造るのは結局「人」です。造り手の想いや品性が建物の随所に現れるから不思議です。「青RINGO木上」に携わってくれたのは、木楽の家協力会「ひだまり会」の職人さんたち。長年の信頼関係と標準施工品質基準による外部機関検査の徹底により、目に見えないところまで手と目と心が行き届いた住まいづくりです。