パッシブデザイン塾 7/19
本当の心地よさは自然がもたらしてくれる。
今年の夏も酷暑が予想されています。ここ数年、「暑いときは無理せずにエアコンを活用しましょう!」という注意喚起が当たり前となりました。確かにエアコンは優れた機械ですが、都合のいいものには必ず裏の顔があるものです。
エアコンの持つ「裏の顔」
ヒートポンプという仕組みによって空気を冷暖房するエアコンは非常に優れた性能を持っています。しかし、ヒートポンプの本質的な仕組みは室内の空気熱を圧縮してまとめ、外に向かって一気に放出するというものです。単純計算で、室内を2℃冷やすために屋外へ5℃の熱を放出し続けているということになります。隣の家が+5℃の熱風を吐き出すことに「これはたまらない」とその隣家も窓を閉じ切ってエアコンをフル稼働する、その悪循環がヒートアイランドを生まれさせるのです。
まずはパッシブデザインから。
パッシブデザインとはできる限り機械設備に頼らずに、建築そのもので心地よさを生み続けようとする思想・手法です。一律的な工法などがあるわけではなく、住み手の温熱に対する感覚や地域の気候風土に合わせて計画していく必要があります。
つまり、「北海道には北海道、大分には大分にちょうどいいパッシブデザイン」という姿があるのです。
エアコンのないモデルハウスでパッシブデザインを体感。
暮らしモデルハウス「青RINGO木上」にはエアコンがなく、冷房機と言えば一般的な扇風機だけ。その中でどのくらいの居心地を実現しているかを体感してみてください。
開催日時
2020年7月19日(日) 13:30~15:30
開催場所