みなさんおはこんばんにちは
代表の安東です!
今日は昨日に引き続き
エアコン選びのお話です
昨日も書いた通り
住まいを高断熱にすると
広いエリアを小さなエアコンで
冷暖房できるようになります
ただしここで注意が必要なのが
結露という現象
古い建物やアパートで冬の朝
窓がびっちょりと濡れている
というのが一番イメージしやすいので
結露=冬
と感じている方も多いと思います
しかし
エアコンが発達した現代は
夏になっても結露が起こるリスクが
高まっています
常温の水が入ったコップは
結露をしませんが
キンキンに冷えた水を入れると
あっという間に結露します
これと同じで
室内がキンキンに冷えていると
夏でも結露が起こります
これを
夏型結露
と呼びます
しかも始末が悪いことに
夏型結露が起こるのは
屋根や壁などの
目に見えない部分です
※正確に言えば
窓でも結露しますが
外気に触れているので
すぐに乾いてしまいます
この夏型結露を防ぐには
①壁の中に水気を入れない
②湿気を逃がしやすい
壁の構造にする
③結露を起こす温度帯に
しない構造にする
という3つのポイントが重要です
①については
しっかりと防水措置をすれば
現代の住宅では
それほど深く心配することはありません
②についても
最近の木造住宅の多くは
壁の通気を取る工法を
採用しています(そのハズ・・・)
そして③については
壁を後からはがしてみることはできないので
慎重にシミュレーション!
↑の画像は壁の断面図で
青い線:実際の温度変化
赤い線:露点温度(結露する温度)
を表しています
青い線が赤い線よりも
低くなってしまうと
結露するリスクが高くなります
ちなみに↑のシミュレーションは
庇がまったくなく
壁が太陽に熱された状況を
再現しています
深い軒や庇をつけることで
壁の表面温度が低くなり
夏型結露のリスクを
回避することができます
テクノロジーが進んだ現代でも
気候風土と共に育んできた日本人の
古来からの知恵に敵うものは
ないのです
・・・そういえば
夕食後にテレビでやってた
心霊番組を見たら
ヒンヤリが止まりません・・・
恐るべし
古来からの知恵(ちがうか・・・)