絶滅危惧種

みなさんおはこんばんにちは

木楽舎代表の安東です!

 

昨日のことですが

今週末に完成見学会を行う平屋にて

行政による完了検査が行われました

 

ちなみにこの完了検査に

しっかりパスしないと

住むことが原則できません

 

指摘事項もなく

無事に検査が完了し

ホッと一息

 

 

外は少し蒸し暑いながらも

室内はほんのりと涼しく

パッシブデザインと自然素材の組み合わせで

しっかりとした涼感が

得られています

 

さらに今回のお家では

リビングに敷き詰められた畳が

爽やかさの輪郭を

強めてくれているのを感じます

 

ちなみに木楽舎では海外産ではなく

国産の畳表を使っています

 

と言うと「当たり前では?」

という声が聞こえてきそうですが

実は現実は厳しいものがあります

 

農林水産省の調べによると

畳表の国内自給率は

平成8年では70%だったものが

近年では20%まで落ち込んでいるとのこと

 

農家さんの高齢化や

欧米的なスタイルの住居が増えたことによる

需要の減少が主な原因だそうです

 

実際、畳屋さんに聞いても

製畳業だけでは成り立たないから

他の事業もやらざるを得ないと

仰っていました

 

それだったらもっと畳をたくさん使って

業界を元気にしてあげよう・・・!

 

と木楽舎が息巻いたところで

1年に10軒とちょっとでアップアップしていては

焼け石に水なのは分かっています・・・

 

それでもやっぱり

古くは奈良時代から続く

畳という日本の伝統を

絶やしてしまうには

あまりにも切ない・・・

 

そもそも畳というのは

 

・湿度を調整してくれる

・保温性が高い

・足触りが柔らかく足腰にやさしい

・いい香りがする

 

と、床の材料として

とても優秀なスペックを

兼ね備えています

 

夏は湿度が高く

冬は氷点下まで冷え込む

という両極端な気候を持つ日本に

最適だからこそ長く使われてきた

 

時の積み重ねにしか生み出せない

説得力がある稀有な素材です

 

 

完成見学会ではそんなことにも

少し心を砕いてもらえると

嬉しいなと思います

 

平屋ということもあってか

多くのご予約をお寄せいただいています

 

25日(土)はまだまだ大丈夫

 

ご予約お待ちしております