建具事情

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

昨日は寒く、今日は暑く・・・なかなかに手ごわいお天気模様です。

朝起きるとちょっと喉がいがらっぽい?ということが多い気がします。

みなさんもどうかご自愛を🙇

 

さて、先週までの怒涛のイベント続きから一転、今週は事務作業&図面描きWEEKと化しています。

「図面」と一口に言ってもその種類は多岐に渡ります。

平面図・立面図・矩計図・配置図・展開図・求積図・電気図・給排水図 etc…

オンリーワンの住まいづくりとはただ間取りを決めるだけの作業ではなく、これらの様々な項目を深く検討・精査した結果であるわけです。

 

その中に「建具の検討」という項目があります。

建具とは「たてぐ」と読み、開閉機能を持つ仕切りのことを表します。

平たく言えば、ドアや扉、ですね。(はじめからそう言いたまえ)

 

「え、ドアや扉ってどれも同じじゃないの!?」という方は多いと思います。

 

そこで一つクイズです。

Q.下の写真の建具は、既製品(工場生産品)と造作(手作り)のどちらでしょうか?

 

・・・

 

・・・・

 

・・・・・

 

はい、タイムアップ!

答えは・・・既製品でした💡

既製品の建具は表面の仕上げにプリントシートが貼られています。

最近では印刷技術が向上しているため、一見すると本物の木のようなものが多くなりました。

 

一方、造作の建具は↓のような感じになります。

この写真の建具は、杉の枠材と擦りガラス、そしてタモという木の突板(つきいた・薄くスライスされた表面材)で構成されています。

 

ちょっとデザインを変えるとこんな感じに。

 

こんなレトロな風合いにもできます。

 

昔ながらの「舞良戸(まいらど)」も、懐かしさの中に新鮮さを感じさせてくれます。

 

このように、造作の建具が持つ魅力は自由度質感です。

素材感と職人さんの手仕事が伝わる造作建具は住まいへの愛着を長持ちさせるためにとても大切な要素だと思います。

 

とはいえ、すべての建具を造作にするとコストもかかってしまうので、適材適所で既製品と使い分けるというフレキシブルさも時には必要です💡

見学会などにお出かけの際には建具にも着目してみると楽しみが倍増しますよ~◎

 

 

↓ここにはまだ建具が付いていないけどね!!