穏やかに、真剣に。

みなさんおはこんばんには、代表の安東です。

木楽舎は昨日(11日)からお盆休みに入りました。

 

が、現場で働く職人の世界では、祝日は仕事が当たり前。

昨日も、お盆明けの上棟に向けて土台敷きが行われました↓

 

この時点でまだ午前9:00過ぎ。

それでも現場は熱気むんむんで、大工のお二人の上下は汗だく・・・

それでも笑顔を絶やさないG棟梁コンビ。最高。

 

さて、こちらのお宅は久しぶりに「びおソーラー」を搭載するお家です。

床下の基礎コンクリートを蓄熱体として、冬の太陽熱そして夏夜間の涼熱を床下に蓄える仕掛けです。

そのため、基礎の側面から熱が逃げてしまわないように、基礎立ち上がりの内側に断熱材をびっしりと張り付けていきます↓(これを「基礎断熱」と呼びます)

このボード状の断熱材だけでは突き付けたところに隙間ができるので、発泡断熱材で塞ぐという追加作業も発生します。

 

基礎の壁から何やらグレーのパイプが付き出しています↓

 

これはキッチンやお風呂の水の排水管。

地面に埋め込む方が施工が楽で、見た目もスッキリ。

ですが、水回りはもっともトラブルが起こりやすい部分なので、維持管理のしやすさが重要になります。

(住宅金融支援機構「フラット35」技術資料より)

 

基礎の立ち上がりに加えて、今回は断熱材にも配管スリーブ(穴の事)をあけるため、気密施工の精度がより大切になります。

昨今は「性能重視」の風潮が強いですが、このような現場の苦労が土台にあって初めて成り立つお話しであることを、頭の片隅に置いておいてほしいな~と思います。(少しでいいので)

 

それにしても、黒光りする大工さんの太い腕にドキッとしてしまったことは内緒です(笑)

 

 

その足で、先日の棟上げに参戦できなかったお施主さんと共に上棟式を挙行。

実は大工のK棟梁とお施主さんとは意外なところで接点があり、改めて世の中の狭さを感じます。

四隅もキチンとお清めして↓

 

そして、家~イ!!

 

その後、ご夫婦が「ラブレターです、こっそり読んでくださいね(笑)」と渡してくれた手紙を読んで、ほろり・・・

 

ご両親も内心では「あんな若造が引っ張る会社で大丈夫かね?」と心配だったはず・・・

それでもいつも温かく見守ってくださって、感謝の言葉が尽きません・・・

粛々と、でも全力で、やるぞ・・・!!!