みなさんおはこんばんにちは、代表の安東です。
世の中、値上げ、値上げ、またまた値上げ・・・
昨年のウッドショックよろしく、建築材料のほぼすべてがジワジワと値上がりしています・・・
国産の瓦でさえも、焼き締めに必要な燃料費が上がっているので、例外ではありません。
金利もずっと上がりっぱなしですが、ちょっとだけいいニュース。
今月はフラット35が8カ月ぶりに金利ダウン!!(とはいえ、-0.01%・・・)
本当にこの1年ちょっとで、住宅業界を取り巻く環境はガラッと変わりました。
そんな中、本日はある住まいの「お見積り提示」でした。
木楽舎が造るのもいわゆる「注文住宅」なので、実は「絶対的な標準仕様」というものはありません。
結果的に「漆喰や珪藻土」や「無垢の木の床」や「○○断熱材」という素材の利用率が高くなるのは、「設計者自身が住みたいかどうか」を基準としているからです。
ですから、当初のお打ち合わせは↓のような平面図(いわゆるプラン)と、
CGや手描きによる建物の外観ボリューム、
そして、平面では伝わりにくい収納などのイメージ図などを用いながら進めていきます。
この時点で、どの部分にどのような素材を使おうか、ということは設計者の頭の中におぼろげにあるだけ。
それを具体化して、実際の金額をはじき出すのが見積もりというステップになります。
木楽舎でも例に漏れず、お施主さんとはプランに入る前から入念に資金計画を行い、概算の建築費を確認します。
もちろん、その範囲内で納めるべくプランをしていくことになりますが、これがなかなかの脳トレに・・・(笑)
有名な建築家さんや強気な設計者さんであれば、「オーバーするのは当たり前だのクラッカー」という空気感を出すこともできるのでしょうが・・・
なにせ庶民なもので・・・
その予算の範囲内で、
「この部分を少しグレードアップすると、お施主さんは喜ぶだろうな~」とか、
「逆にこの部分は凝りすぎると後で後悔するかも・・・」とか、
微に入り細に入り検討を重ねます。
だってだって、下足箱やカップボード、洗面台を造作するだけでも、↓の写真をはるかに超える木材の選択肢があるんですもん・・・
そんな長いトンネルを抜けて、
ということになると、すべての苦労が報われると言いますか・・・
今日は寝つきがいいぞ~!(いつもか)
ということで、300近い項目を積み重ねて、予算に納まるか納まらないかが決まります。
果たして、今回のお住まいはいかに・・・
見事、ピッタリご予算通り!!!
ということで、お施主さんご夫婦も一安心されたようでした😚💦
お施主さんと設計者の意識ギャップをできるだけ埋めながら、お施主さんが安心できるようにコストコントロールをしていく。
これも、住まいづくりの大切なお仕事です。