手づくりの意義

みなさんおはこんばんにちは、代表の安東です。

 

今日は朝一番で、戸次の現場にてお施主さんと打ち合わせでした。

 

 

台風が近づいているため、あえて保護メッシュシートをたたんでいます。

外壁下地のサイディング(グレーのボード)の施工が終わり、だんだんと姿形が具体的になってきました。

設計者として、毎回現場を見る度にワクワクが止まらねぇゾ!!!

 

あまり日の目を見ることがありませんが、サイディングボードを施工する専門の職人がいます。

1枚当たり910mm×3030mmの重いサイディングボード(俗に言う「さんとうばん」)を現場でカット加工して、釘打ちして納めます。

 

 

釘打ちの深さと言い、ピッチ(間隔)と言い、今回もビシバシのいいお仕事・・・

 

 

この下地施工が粗いと、仕上げに影響が出るほか、余計な補修が発生したりして良いことがありません。

過去、非常に苦い思いをしました・・・

 

屋根板金もビシバシ、いつもながら垂涎のお仕事。

 

 

棟部分(てっぺん)にかぶさっているのは、小屋裏に湿気がこもらないように排気するための部材ですが、

 

 

そうですよね!

キレイに施工したのに乗られると、凹みますよね!!心が!!!

 

続いて室内。

 

 

こちらもビシバシ!キレイな現場。

K棟梁の丁寧な仕事のお陰で、リビングの全開口も完成後調整を待たずにスムーズに動く。

 

 

 

現在は構造の木材をあらかじめ工場で機械加工するプレカットが主流です。

が、相手が木材なのでどうしてもクセがそれぞれ異なります。

 

そのクセを見抜き、肌感覚で調整しながら、大工さんたちは立ちの良い建物を造るのです。

 

これからしばらく、壁下地を貼ったり、天井を造ったりという作業が続き、その後はいよいよ造作家具工事に入ります。

こちらの住まいも楽しい家具を設えていきます。

 

 

こんな感じで↓

 

 

大量生産品でも事足りる部分かもしれません。

が、やっぱり人の手が加わっているという血が通った感じが、住まいへの愛着を深めてくれると思うのです。

いざ不具合があったり作り変えたいときにも、勝手がわかっている分、手を加えやすいですしね💡

 

ということで、造作家具がいっぱいの完成見学会を開催します↓

 

 

30坪未満のコンパクトな住まいだからこそ、造り付けの家具でスペースを効率的に使い、ノビノビと暮らすことが可能になります。

 

 

隅の仕上げまでビシバシで美しい、職人の手技を見に来てください♪