瓦が夏に効く理由

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

昨日は広島から

工務店の方々を

お招きしたという

ことを書きました

 

 

みなさん建築のプロ

しかも

パッシブデザインを

実践している方々なので

「壁の中」についても

相当にマニアックです

 

以前も書きました

木楽舎の標準的な仕様は

「超」がつくほどの

高性能ではありません

 

包み隠しても

しょうがないので

その仕様をお伝えし

モデルの計測値の話を

すると・・・

 

「え?

その断熱仕様で

なんでそんなに

涼しいの!?」

 

と驚きの声を

いただきました

 

そういえば一昨年

町の工務店の佐塚さんと

静岡の工務店マクスの

鈴木大社長をお迎えした時も

 

 

「エアコンないのに

なんでこんなに

涼しいの?」

と驚かれたのを思い出します

 

実はその秘密は

屋根にあります

 

モデルハウス「青RINGO木上」の屋根は

昔ながらの粘土瓦葺き

 

 

土を高温で焼き締めて

厚さが1.8~2cmの板に

整形しているので

1枚あたりの重さは

2.5~3kg(形状によって違う)

 

 

この重さがあることで

瓦は高い蓄熱性

発揮します

 

 

太陽の熱をいったん

瓦で蓄えておく

というイメージ

 

実はここからが重要で

熱をある程度まで

蓄え終わった瓦からは

赤外線の放射熱が

飛ぶようになります

 

 

これは陽が沈んだ

夜間まで続くので

この放射熱を

室内に届けないようにする

というのが大切なんです

 

そのために木楽舎では

屋根下地の防水シートに

遮熱機能付きのものを

採用しています

 

 

これによって

放射熱そのものを

断熱材に当てず

熱源にさせないという

発想です

 

 

遮熱塗料を塗った

遮熱瓦というものもありますが

バリエーションが少ないので

なかなか利用機会がなく・・・

 

いずれにせよ

「断熱性が高ければ良い」

ではなく

建材の特性をしっかり理解して

ちょうどいい塩梅での

組み合わせを考えること

心地よい住まいへの

第一歩なのだと思います

 

 

・・・だれか私に

ちょうどいい塩梅で

仕事を組み合わせる

脳みそをください