地盤調査のリアル

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

住まいづくりには

分かりにくいことが

山のようにあります

 

土地のコト

お金のコト

性能のコト

デザインのコト

素材のコト

etc・・・

 

その中でも特に

「地盤のコト」

モヤモヤが多い部分

 

「古いお家が建っていたから

地盤改良はしなくてもいいんでしょ?」

とか

「チラシに地盤調査済みって

書いていたから安心ですよね?」

という質問もよく耳にします

 

 

ということで本日

やって参りましたのは

大分市内の建築現場

 

先日、建物位置を示す

地縄出しが終わり

今日が地盤調査の日

 

 

この武骨でシンプルな

カッコイイマシーンで

地盤の強度を測ります

 

 

このマシーンには

細長いロッド(スチュアート・・・)が

取り付けられており

 

 

ロッドの先端はこのように

渦を巻いたスクリュードリルに

なっています

 

この調査の大まかな手順は

 

①ロッドに重さを徐々に加え

一定の深さまで自沈させる

 

②ロッドを回転させ

一定の深さまで掘り下げる

 

ウェイトを加えてスクリューするから

スクリューウェイト貫入(SWS)試験

という名前が付けられています

 

 

↑のようなボーリング調査に比べて

機材がコンパクトで小回りが利くため

木造住宅の地盤調査では

ほとんどがSWS試験です

 

 

ロッドの掘り進み具合は

全て自動で記録が取られます

 

 

これを繰り返しながら

たくさんのポイントを計ると

場所ごとに固い地盤までの

深さが分かります

 

すると↑の写真の2点だけで

50cmくらいの差が判明

 

この差はどこから生じるのか?

その他のポイントを計っていくと

この土地の成り立ちと共に

強い地盤の分布が見えてきます

 

 

この場所は元々あった山を

切り開いて作られた

切土(きりど)の造成地です

 

切土は古くから堆積してきたため

総じて強度が強く出る傾向

 

その一方で

お隣りとの段差を解消するため

一部には盛土(もりど)されています

 

盛土は後で足された土なので

切土に比べるとどうしても

締まり具合が弱くなります

 

 

このように

一目見ただけでは

同じに見える敷地でも

場所によって地盤の固さが

違うことがあるのです

 

ですから

ただ闇雲に計るのではなくて

建物が建つ場所に合わせて

しっかりポイントを狙って

地盤を調べることが重要です

 

地盤の判定は早くて明日

遅くとも明後日には

分かるハズです🤔

 

ドキドキしながら

審判の時を待ちます・・・