苔から石へ

庭を作り始めてからというもの、現場に出たり遊びに出たりするたびに路面・壁面を見て苔を探すようになったのですが…。

こちら、鯛生金山に行ったときの写真です。左右両側をコケに囲まれて幸せな空間です。

最近は苔から石にシフトしてきています。

木を植え、グランドカバーを植え、花を植え、、これから植物の成長を見守る段階に入ったと思ったのですが何か満たされない。

何が足りないのか色々思考を巡らせてみた結果、石が足りないという結論に思い至りました。

庭の植物は一日ごと、時々刻々と変化していきますが石にはそれがなく、石がそこにあるだけで何か安定感のようなものが得られます。

京都の様々なお寺・神社も緑に埋め尽くされながら所々に石があり、それが落ち着きを提供しているのではないでしょうか。

また、庭に石を配することは土の面積を減じることに繋がり、ひいては雑草対策にもなります。

 

ただ、石には一つ問題があります。お値段です。

こだわって石を選んだ日には”こぶし”くらいの石が5,000円もの値段をつけることに…。

安いものだと数百円で購入可能ですが、必要数は概算で200~300個ほど。どう工面しようか…。

愛媛県佐田岬半島の石垣…。

こちらも愛媛県、南部の外泊集落…。

石を取ってくる石切場のような場所が集落のすぐ近くにあるのでしょう。羨ましい。

 

とりとめなく書きましたが、お伝えしたかったのは”石”を使っての庭造りはいかがですか、ということです。

「石 庭」と検索すると京都の本気の石庭が沢山表示されるので、もし住宅の庭に石を使った事例を探されるときは「ロックガーデン」と検索するとよいでしょう。