無くても問題はないけどあると豊かなもの

昨日、一昨日と見学会でございました。

暑い中ご来場頂いた方々、本当に有難うございました。

ただ、特に玄関からリビングに向けて風がビュウビュウ吹いていて、心地の良い空間でした。

 

さて、長いタイトルになりましたがこれは今回の見学会場で思ったことです。

今回の見学会場は外構や植栽の工事も完了しており、とても質感の高い外観をお見せすることができました。

玄関前の前庭、更には水盆、無くても生活をすることは可能です。

しかしこれらがあることで、毎日植物の成長を感じられたり、コハウチワカエデの鮮やかな紅葉に季節を感じたり、数値に表すことのできない瑞々しい感情を持つことができます。

手間やお金、更に植物になると継続して手入れをする必要は出てきますが、是非とも身近に緑を、水を、お庭を配して頂きたいものです。

お庭に水盆で記事を書いていますと、頭に思い浮かんだのは水琴窟です。

日本水琴窟フォーラム様HPより

わざわざ地面を掘り返して瓶を埋めて、そこに少しずつ水が落ちるように細工をして…実用性は全くありません。ただ、水滴による反響音を愉しむためだけに労力を費やす、ロマンです。

しかし、人生においてはこういう、実用性と異なる豊かさを求める一場面があってもよいのではないでしょうか。この記事を見られた方、是非とも水琴窟をお庭に造られて下さい。

(今回、記事執筆中に驚いたのは水琴窟フォーラムという組織があることです。初めて知りました…。)