五感に心地よい住まい①「木視率」

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

毎日がサウナのような暑さですね・・・

現場の職人さんたちも「今年はキツイ・・・」と口々に言っています。

 

一昨日も木元さんが書いてくれましたが、先日の完成見学会は抜群の風通しのおかげで、エアコンがなくてもとても涼しく過ごすことができました。

 

改めて、自然の心地よさに勝るものはないと実感したわけです。

 

このように、五感に心地よく感じるかどうか、これが居心地を大きく左右します。

その中でも特に、私たち人間は「視覚」を発達させてきたので、目から得る情報量はものすごいものがあります。

 

この視覚と居心地との関係を計る指標の一つに「木視率(もくしりつ)」というものがあります。

これは字の通り、目に飛び込んでくる木肌の量がどのくらいなのかを表す数字です。

 

例えば、↓のような空間。

 

割とスッキリ見えますが・・・

 

続いて暮らしモデルハウス「青RINGO木上」↓

 

窓の外に写る木は除くとして・・・(笑)

 

やはり、天井に木を張ることで木視率はグンと上がります。

 

どのくらいの木視率にするかは好みによるところが大きいのですが、実は木視率によって人間の精神状態に違いが出るという調査があります。

  • 木視率30%~:最もリラックスした状態になる
  • 木視率45%~:脳が活性化し、心拍数が上がる(ワクワクした状態)

 

そういえば、

木視率が低めのスッキリしたインテリアの見学会⇒「落ち着くわ~」

木視率が高めのウッディなインテリアの見学会⇒「楽しいわ~」

という声を多く聞きます。(※個人の感想です)

 

いずれにせよ、木肌の見え方をコントロールすることで住まいそのものが私たちの心を整えてくれるようになる、ということです💡

人工的な素材を前面に押し出したスタイリッシュな空間もたまに身を置くには楽しいですが、やはり長く暮らす住まいには木肌の優しさが欠かすことができないと思うのです。

 

今週末は「はじめての住まいる塾」で~す。