台風対策に -シャッター・雨戸-

台風、恐ろしかったです…。

今回の台風は由布市においては雨はそれ程降らなかったですが、風がとても強かったです。

何度も窓に叩きつけるような風で、割れてしまうのではないかと心配になっていました。

 

新築を計画するに際して、我が家でも台風対策としてシャッターや雨戸を検討しましたが、最終的には設置しない方針を採りました。

シャッターとはこのような商品で…。

LIXIL様 住宅用窓シャッター

雨戸とはこのような商品です。

LIXIL様 取替雨戸パネル

設置した方が安心ではあったのですが、予算が合わなかったので見送りにしました。今回の台風を経験していたら設置していたかもしれません。

いつ登場したかは分かりませんが、予算をプラスすることで雨戸・シャッターはとても使い勝手の良いものになります。

そう、雨戸のブレード部分が回転し、雨戸を閉じた状態で風を取り入れることができるのです。

一般的に、リビングの窓は防犯の面から夜間は鍵を閉めると思います。通風雨戸・シャッターであれば、夜間も施錠した状態で通風が可能です。

また、雨戸は外付けのブラインドにもなります。夏の暑い日差しを遮るとき、室内に太陽光を招く前に外部で日射を遮ると効率的に熱を遠ざけることができます。

こう書いていると設置熱が再燃しまして、いつかお金が貯まったら設置しようと思っている次第です(リフォーム的に後付けできる製品もあります)。

 

予算的な面もあったのですが、シャッターを設置しなかった一番の理由は、木楽舎で通常採用している窓が、十分な耐風性能を持っているからです。

サッシ・ドア製品は耐風圧性能がJIS基準に置いて定められており、S-1~S-7までの7段階で評価されます。

地域ごとに基準風速が定められ、なんやかんや難しい式を経て、下表のようにまとめられます。

JIS等級 等級との対応値 (参考)風速換算値
S-1 800Pa 風速は36m/sに該当します。
S-2 1,200Pa 風速は44m/sに該当します。
S-3 1,600Pa 風速は51m/sに該当します。
S-4 2,000Pa 風速は57m/sに該当します。
S-5 2,400Pa 風速は62m/sに該当します。
S-6 2,800Pa 風速は67m/sに該当します。
S-7 3,600Pa 風速は76m/sに該当します。

三共アルミ様より

木楽舎で標準的に使用している窓の耐風性能は『S-3』にあたり、51m/sの風が吹いても破壊がなく、その後に開閉・使用上支障が無いことが試験により確認されています。

転じて気象庁のホームページで過去の気象データを検索しまして…。

大分市の気象観測所で観測された、観測史上1-10位までの日最大風速・瞬間最大風速です。

1位最大風速で25.0m 最大瞬間風速で44.3m

2位最大風速で23.5m 最大瞬間風速で39.0m…

51m級の風は吹かないだろうと信じて、予算さんとも話し合いながら、雨戸を取り付けませんでした。

ただ、台風のときに改めて思ったことは、風に加えて例えばペットボトルが飛んできたり、飛来物のことも考えると雨戸は有効ということです。

これからも雨戸・シャッター設置を悩みますが、取り付けたらばブログに上げてみたいと思います。

 

ちなみにYKK様より、耐風性能を強化したエピソードNEO-Rという製品も出ていることを知りました。S-5 62mの風でも機能上問題無く動作するようです。どんどん新しい製品が出てきますね…。