夏に涼しい住まいづくりについて【続・日射遮蔽編】

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

見学会後も休むことなく浮足立っている毎日です(笑)

というのも、自邸の建築確認申請(建ててもいいのよ~という公的な許可申請)が無事に受理され、着工が間近に迫っているからです。

敷地の段差を利用したプランなので、基礎が「超」複雑に・・・

今日は基礎屋さんと高橋現場監督との熱いバトルが展開されました(笑)

 

さて、前々回の記事から引き続き、夏に涼しい住まいづくりについてお伝えしていこうと思います。

太陽光が直接当たることによって物の表面温度が劇的に上がることが分かりました。

その日射を入れないようにすることを「日射遮蔽(にっしゃしゃへい)」と言います。

日射遮蔽の具体的な手法は以下の通り↓

1.軒を深く出す

夏になると太陽高度が高くなることを利用する、日射遮蔽の基本中の基本。

2.窓の外に日射遮蔽パーツを設置する

「すだれ」に代表されるようなパーツを窓の外に設置することで、建物へ日射が侵入することを防ぎます。

木楽舎は軒のない貸事務所なので、窓の外に「スクリーンシェード」を設けています。

軒のない住まいの救世主のような方法ですね。

これだけで住み心地はグンっと変わります。

3.窓の前に落葉樹を植える

落葉樹は夏に葉を茂らせ木陰をつくり、冬には葉を落として日差しを呼び込みます。(落ち葉の掃除もオツなものですね。・・・ね!)

 

ざっとこんな感じでしょうか。

特に1は重要で、深い軒を出すことによって外壁が守られたり、雨の日の活動範囲が広がったりと、亜熱帯化する日本でこそメリットが大きくなります。

最近では軒がまったくない住まいも増えていますが、その理由は・・・

  1. 屋根が少なくて良いので、コストが安く抑えられる
  2. 一見すると斬新に見える

といったところ。

しかし、日本の気候風土から考えると、住み心地が良くなるとは思えないのです。

 

・・・と、最後は愚痴っぽくなってしまいましたが(笑)、皆さんも「日射遮蔽」という言葉をしっかり覚えて、涼しい住まいを楽しんでほしいと思います◎

今週末は住まいの勉強会!