みなさんおはこんばんにちは、安東です。
夏と秋の中間のような気持ちのいい晴れ間に恵まれた今日は、日出町にて平屋の上棟でした!
周囲を山々に囲まれて、脇には川が流れるという、なんとも贅沢な場所に建つ可愛らしい平屋です。
広く、薄く、大地に根を張るように。
実はこちら、木楽舎の基礎職人さんの住まいです。
だからこそのこんなステキな事態も(笑)↓
当初の計画にはなかったウッドデッキ用のコンクリート束が知らぬ間に(笑)
この後、2m四方のBBQテラスも打ち増されることに!
この住まいは木楽舎としては珍しく、軒天(のきてん・屋根の裏側)が垂木現し(たるきあらわし)という仕上げになります。
垂木とは斜めに横たわって屋根を支える木材のこと。
これをそのまま軒天の仕上げに見せると、なんとも言えないノスタルジックな趣になります。
ただし、桁(けた・柱の上に横たわる太い木材)に等間隔に載せていくことから、垂木同士の間に隙間ができることになります。
ですから、そこから熱や空気が漏れるのを防ぐことが必要になります。
その第一弾が「面戸(めんど)」。
小さな木の板を垂木の間に一つひとつ丁寧に差し込んで固定していきます。
これにより、外壁材と内壁材、断熱材などの施工性が上がり、気密性も確保しやすくなります。
また、垂木の上に打つ野地板(のじいた)との剛性も取りやすくなります。
特殊な仕上げにする場合は特に、目に見えない部分の納まりが何よりも重要。
これからも大工さんを筆頭に、たくさんの職人さんが「隠れてしまう部分」に本気を注いでいきます。
最後まで、みんなでがんばっぺ!!!
さてこちらは、今週末開催の完成見学会場。
一通りの設営を終えてホッと一息。
柔らかく注ぐおひさまに心癒されます。
本当にありがたいことに、17日(土)の午後の少しの枠を残してほぼ満席御礼という、これまたステキな事態に🙇
同じ敷地内にお住まいのお施主さんご両親に、
「木楽舎は大企業への道まっしぐらやね!」
と言っていただきましたが、一生あくせくする性分なのは分かっているので、たぶん無理です(笑)
それにしても、この住まいも大工さんをはじめ、職人さんたちの精緻かつ温かみあふれる仕事に目を見張ります。
トイレをこんなに愛らしいと思える(笑)のも、このお仕事をしていればこそ。