ギャップに苦しめ!

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

 

最近、少しテンションが低めです。

イヤな気分になる話を立て続けに聞いたから。

 

まだプランも決まっていないのに、「今月中に契約するとコロナ割で○○万円値引きします!」と押されて契約した、とか。

 

「耐震等級3?取れますよ!断熱性を高くしたい?大丈夫です!」と言われてプランもせずに契約したのに、後になって「やっぱりできませんでした・・・でも、解約には違約金を払ってください。」とか。

 

突き詰めて、住まいづくりも商売です。

ですから、駆け引きというものはあって然りだとは思います。

 

でも、住まいづくりが他の消費行動と異なるのは、数十年そこに住み続けなければならない、ということです。

もっと言えば、営業マンにとっては出会いから契約に至るまでの数週間のお話であっても、住み手にとっては数十年のお話。

すでにそこからギャップがあるんですよね。

 

木楽舎のように小さな建築屋からすれば、そのギャップは恐いくらいに責任感という刃先を突き付けてきます。

だからこそ、じっくりと得心が行くまで語り合い、住まいを練り合うことが大切なんです。

 

そのプロセスをスキップするためにお得感や恐怖感、優越感やら悲壮感だったりをぶら下げることには違和感を感じます。

 

かくいう私たちも、

「リーズナブルに見せないと、お客さんが離れていってしまうのではないか・・・?」

とか、

「木楽舎らしさを突き通すことが、本当に正しいことなのか・・・?」

という悩みにいつも直面しながらの毎日を過ごしています。

 

そんな日々でたまにお施主さんから褒められたり、職人さんから励まされたりすると、「これでいいんだ・・・ろうな!」とちょっと前に進めるわけです。

これから住まいを建てようとする方々が悩んでいるならば、やはり私たち造り手も大いに悩んで然りなのです。

そんなに都合のいいショートカットはないんです。

 

と、自分に言い聞かせたところに、かわいいお客様。

事務所の窓越しにヒヨドリちゃんのご来社。

ガラスの反射でこちらの様子が分からないらしく、満足げにキョロキョロしていました。

余談ですが、ヒヨドリはスズメ目なんですって。余計に、かわいいですね。(余談ですね)

 

さて、ブログで気晴らしできたので(オイ)、明日からの完成見学会も張り切って参りま~す!(満員御礼🙇ありがとうございます!!)