受け継ぐ

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

かなり朝晩が冷え込んできましたね💦

 

これはいよいよ薪ストーブの出番やで!

と息巻いて、お客様を待つモデルハウスで初火入れ。

・・・でも、暑っつい!!!!

 

なんで日曜日だけあんなに温かかったんでしょう・・・

ま、本格的なシーズンはこれからこれから。

 

 

実は縁あって、小中学校の友人宅のお手伝いをさせてもらっています。

長年の愛着がこもったご実家を建て替える計画です。

 

本格的な解体に先立って、和室に鎮座する立派な床柱(おそらくケヤキ)をご親戚が預かるということになりました。

 

とても丁寧に管理されていた和室なので、メスを入れる事がとても憚られましたが・・・

思い出を受け継ぐということで、いざ、着手。

 

私と友人が見守る中、大工のMさんが床柱を傷つけないよう、一つ一つ手探りで解体していきます。

床の間を造る作法は大体似通っているものの、やはり造り手が違えば細かい納まりなどは違ってきます。

 

例えば、天井と壁を見切る廻縁(まわりぶち)の仕口(しぐち:結合部の加工方法)↓

 

 

分析してCG化すると・・・

 

 

これは「相欠き留め」という基本的な仕口であるものの、釘の打ちやすい角度の木材を利用したもの。

 

このように大工さんによる解体作業は、さながら過去と現在の対話のよう。

 

Mさんの奮闘によって現れた床柱は、なんと3mもの大物でございました!

大工のMさんも、

「床の間を解体するのはとても貴重な経験です。」

と一言。

丁寧に造ったものは長持ちすることとその重みを改めて体感する時間でした。

 

 

ちなみに、↓の見学会はこのMさんが丁寧に仕立ててくれた平屋でっす!!

本当にありがたい限りですが、すでにたくさんのご予約が入っています・・・涙

少人数制なので、お早めに!!!