みなさんおはこんばんにちは、代表の安東です。
今日は週末に比べて少し、蒸し暑さが戻ってきましたね。
さて今日はとあるお客様をお迎えして、自然満喫の旅(ちがう)に出かけていました。
木楽舎が参加している「町の工務店ネット」(略して町工)という地域工務店のネットワークがありまして、そちらの常務・佐塚さんがご来県。
ちょっととある企画で庄内のあそび場を取材に来られたのです↓
分かりにくいですが、佐塚さんが手にしている黒い棒の先には360°カメラが付いていて、タオルをほっかむりにしてウロウロ撮影している姿は、もはや不審者・・・。
私は他人のフリをして(笑)近くの風景を愉しみつつ、
枝につかまり休憩中のカエルくんとおしゃべり。
と冗談はさておき、移動の車中や庄内の縁側で住まいづくりのアレコレについてたくさんお話ししました。
最近、町工参加の他の工務店は元気なのか?とか、これからの日本の風景はどのようになっていくのだろう?とか。
特に盛り上がったのは、「もっと自然と素直に付き合える住まいがいいよね~」ということだったような。
もともと生き物、そして人間には自然の変化を感じ取り、それに順応していく機能が備わっています。
しかし昨今、高性能化やテクノロジーの発達で、勝手に発電してくれたり、勝手に空調してくれたり、勝手に電気をON/OFFしてくれる住まいが増えてきました。
それによって、私たちが元来持っている自然と上手く付き合う機能を損ねてしまっているのではないか、そこが心配。
自分で工夫して居心地を調整することができなくなると、機械仕掛けへの期待はさらに高まります。
すると更に、自然は共生する対象から忌避する対象へと向かってしまう気がします。
それではいつまでたってもエネルギーの浪費は止まらないし、環境破壊も進むばかりです。
だからこそ、「もっと自然にやれるんだよ」という姿勢と建築を私たち工務店が示すべきではないか、と。
取り急ぎ、日射遮蔽は窓の外側だよね、と。(マニアック)
私のような若輩者と真剣に向き合ってお話をしてくださって、本当に有難い・・・。
と、少し足を伸ばして、玖珠町にて建築中の現場もご覧いただきました。
全国各地の住まいづくりを無数にご存知の佐塚さんにジロジロ見られるのは、(職人を信じているとはいえ)内心生きた心地がしませんでしたが・・・
「丁寧なお仕事ですね」の一言に、「ホレ見たか!!!」(オイ)
やっぱり職人のお仕事や人となりを見てもらうのが、一番うれしいですね。
そんなこんなで改めて、これからの住まいづくりについて深く考える貴重な一日となりました。
佐塚さん、遠路はるばるありがとうございました!
(静岡は浜松から来られた佐塚さんからいただいた銘菓「うなぎパイ」、食べたい方はお早めに木楽舎まで)