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みなさんおはこんばんにちは、代表の安東です。

 

今日の日中は夏が戻ってきたような暑さでしたね💦

 

午前中は、挾間町で予定の新築工事の1stプラン提示でした。

ご実家を譲り受けて建替え可能になるのは来春ですが、こだわり派のご夫婦なので、少し早めに計画開始です。

 

今回のプランナーは設計顧問(父)ですが、(あまり言いたくないけれど・・・)さすがと言いましょうか、一発でお施主さんの心をつかむプランだった様子。

 

そして、ラフな外観イメージがコチラ↓

 

壁の一部をアクセントの板張りにする、比較的スッキリとしたイメージです。

この案自体もお施主さんは気に入っていたようですが、

「もっとウッディな外観でもいいかも・・・難しいですね😅💡」

という意見も飛び交いました。

 

また、昨日の打ち合わせのお施主さんからは、

「こげ茶に近いような外観・板張りが好きなんですが・・・一歩間違えると古臭くならないか心配で・・・😓」

という声も上がりました。

 

木楽舎のデザインテーマは、「新しいけど、どこか懐かしい住まい」です。

他の建物と明らかに違うデザインで目立つよりも、元々その場所に立っていたような佇まいを目指す。

そして、ちょっとしたスパイスとして「我が家だけの」こだわりを滲ませるくらいがちょうどいいと考えています。

 

これが簡単なようで難しい・・・

 

屋根の勾配を上下で変えてみたり、

 

 

タイルを使ってみたり、一部を塗り壁にしてみたり、

 

 

機能を損なわないように窓のサイズで悩んだり、

 

 

実に色々な内容を吟味しながら、ちょうどいい塩梅を探っていきます。

 

設計者の頭にあるこれらすべての検討内容を、抜け漏れなくお施主さんに理解してもらうことは、おそらく不可能に近いこと・・・

だからこそ、お施主さんと設計者の価値観が近く、相互理解が進んでいるほど、出来上がりの食い違いが少なくて済むのだと思います。

 

そんなことを考えながら、築40年を目前に控える実家(設計・父)を眺めると、

 

 

(息子の色眼鏡も入っているかもしれませんが)決して古臭くは感じません。

それはきっと、当時の流行を追うのではなく、「普通のこと」を研ぎ澄ませた結果だと思います。

 

いやぁ、デザインって、奥が深い・・・

 

同じように「何十年たっても、町並みに溶け込むように!!」という想いのこもった住まいが完成します↓

 

 

前回の完成見学会が台風で中断となった分、張り切って参ります!!!

ご予約お待ちしてま~す◎