木材の「濡れ色」を知っていますか?

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

日曜日は基本的に

お打ち合わせ曜日です

 

今日も午前中から

着工目前の住まいの

インテリアのお打ち合わせ💡

 

今日の話題の一つが

カップボードの天板を

何で造るか問題でした

 

 

木楽舎では

パイン材で造ることが

比較的に多め

 

その主な理由は

  • リーズナブル
  • 加工がしやすい
  • 濡れ色に左右されない

といったところでしょうか

 

ん?濡れ色?

と思った方も多いハズ

 

実はカップボードをはじめ

人の手が触れやすかったり

水で濡れる場所の木材には

保護のための塗装をします

 

透明(クリア色)の塗料でも

木目に塗料が染み込んで

少し濃く色づくことが一般的

 

そのことを

濡れ色と呼んでいます

 

そこで今回は

様々な木材の濡れ色を

見ていきたいと思います

 

事務所に常備している

木材のサンプルを

濡れた布巾で湿らせて

濡れ色を再現してみます💡

 

 

まずはこちらも定番のタモ

 

主に北国で生育する広葉樹で

狂いの少なさ

加工のしやすさが特徴です

 

 

続いて赤タモ

 

名前こそ似ていますが

先ほどのタモとは別の樹種

正確にはニレという木です

 

濡れ色は

タモの少し赤味がついたVer.

 

 

次にアルダー

 

木楽舎では床材としても

時おり活躍する広葉樹

 

濡れ色は印象が

ガラッと変わりますね💡

 

 

次はツガ

 

広葉樹にしては軽く

目も詰まっているので

造作に適している材です

 

余談ですが

細かな葉が分散するため

「継ぐ」が訛ったのが

名前の由来らしいです

 

濡れ色は

まんべんなく濃くなった感じ

 

 

お次にスプルース

 

ベイトウヒ(米唐檜)とも呼ばれる

松に近い針葉樹です

 

木目が揃っていて

加工しやすいので

建具などによく使います

 

※建具(たてぐ):扉や窓のこと

 

濡れ色は

ほとんど変化がないですね

 

 

そして次にブナ

 

日本全土に生育する広葉樹

加工性が良いので

家具などの曲げ部分に

良く使われます

 

濡れ色は

あったかい感じになりますね

 

 

そして本日のラスト

アッシュ

 

世界四大銘木の一つ

主には北米が原産です

 

材料としてのバランスが良く

そこそこのグレードの

エレキギターのボディーに

使われたりします

 

濡れ色は

キレイな木目が強調されました

 

 

いかがでしたか?

一重に造作材と言っても

種類は様々

 

そして

塗らないという選択肢も

あるので奥深い世界です

 

あなたのお気に入りは

どの木ですか?

 

 

あ、最後に・・・

 

「ブログのネタに使う」と言って

撮らせてもらった

夕方打ち合わせの写真を

載せておきます・・・

 

(Tさんごめんなさい・・・

木材の話が思ったよりも

長くなったので・・・🙇)