樹脂サッシの悩ましいところ

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

いよいよ寒さが

厳しくなってまいりました

 

とはいうものの

今年は寒くなるのが遅いと

感じているのは

私だけでしょうか?

 

夏の余熱を

ダラダラと引きずって

ここに来て一気に

寒くなってきた

という印象

 

そのせいか

事務所のイロハモミジも

今ごろになって

真っ赤に紅葉しています😅

 

 

さて寒さが強まってくると

断熱性という言葉に

より敏感になる人が

多いと思います

 

性能の高さが居心地のよさに

直結するわけではないのですが

 

それでもやっぱり

 

性能をデザインすることは

居心地の良い空間をつくる

ベースとなることは

間違いありません

 

その順番をキチンと

理解した上で

まず強化を検討すべきは

なんですね~

 

以前もブログで書きました

ガラスとサッシを変えると

断熱性の変化が

もっとも顕著に現れます

 

 

シングルガラスと

アルミサッシの組み合わせは

ご存知の通りかなりの低性能

 

 

続いて木楽舎でも

標準的に使っている

Low-E(※)ペアガラス

半樹脂サッシの組み合わせ

 

 

3倍以上になりましたが

それでも発泡スチロールで

2cmくらい

 

※Low-E(ロゥウィー)とは

透明な特殊金属膜のことで

断熱性を高める効果があります

 

そして次のグレード

Low-Eペアガラス

オール樹脂サッシの組み合わせ

 

 

・・・手を抜いたな

なんて言わないで・・・

 

それほど大きな差には

見えませんが

窓が多くなってくると

地味に効いてくる違い

 

最近では

オール樹脂サッシが

普及し始めているので

少し取り入れやすくなりました

 

ただ

オール樹脂サッシにも

弱点はあります

 

【弱点①】枠が太くなる

樹脂はいわばプラスチック

アルミに比べると

曲げには弱いので

どうしても枠が太くなります

 

窓枠の主張が強くなるので

デザイン的な好き嫌いが

分かれるところ

 

 

 

【弱点②】フルオープンにできない

 

気密性を上げる観点から

フルオープンのラインナップが

ありません・・・

 

 

どうしても!という時は

その場所だけ半樹脂サッシに

変えるなどの工夫が必要です

 

 

【弱点③】換気框がゴッツイ

 

換気框(かまち)とは

サッシと一体で取り付けられる

給気口のこと

 

 

これがなぜか

オール樹脂サッシの時は

かなりゴッツイものが

着きます・・・↓

 

 

ここまでくるとさすがに

好き嫌いの問題では

済まなくなる気が・・・

 

とはいうものの

換気框を付けない場合は

壁に給気口を

開ける必要があります

 

余計な穴を開けることは

そもそも気密性を下げる

結果となるので・・・

悩ましい・・・

 

 

まぁでも・・・こういう部分も

上手くクリアしていくのが

設計の醍醐味でも

あるわけですが😚✨