建築探訪 in 長野

みなさんはこんばんにちは

代表の安東です!

 

昨日と今日の2日間

大分を離れてとある場所へ

 

 

木楽舎が加盟している

町の工務店ネットという会の

3年ぶりの総会へ参加するため

長野へと飛びました

(へぇ~そうかい)

 

初日の昨日は

メンバー工務店・建築家の

実際のお仕事を視察

 

 

さすがは長野!!

風景のどこを切り取っても

最高のごちそうになります

 

土地や風景に制約がない分

逆に設計が難しいこの土地に

見事に調和する素朴な住まい

 

住まい手さんに配慮して

内部の撮影はできませんでしたが

ハーフビルドとでも言いましょうか

あえて下地むき出しにした

クラフト感あふれる空間でした

 

出迎えてくれた住まい手さんは

「住みながら自分たちで

手を加えていけばいっか~

という感じです(笑)」

と爽やか

 

なんせこの外壁板も

住まい手さんご自身で

張ったというから驚きます

 

 

ちなみに木の塗装は

木楽舎でも良く使うものと一緒

 

勝手に親近感(笑)

 

この住まいを手掛けた

椿建築研究所さんの別案件も視察↓

 

 

こちらは少し町なかの住まい

 

駐車場と敷地の高低差を活かして

小屋⇔アプローチ⇔玄関を

絶妙な距離感で配置しています

 

 

こちらもやはり

クラフト感の強い空間でしたが

それを雑に見せないのは

手摺や建具などのディティールを

徹底的に考え抜いているから

 

設計者の佐藤さんも

「毎回泣きそうなくらい

何十案も考えるんですよ(笑)」

 

う~ん・・・ドMめ!!(笑)

 

そしてもう一軒

こちらは↑の2軒に比べると

やや対極的な住まい↓

 

 

建築家・田中敏溥(としひろ)さんが設計し

地元の工務店・ダイコクさんの社屋

そして社長のご自宅として

生まれた建築

 

 

写真中央に写るのが

田中敏溥さん

 

御年80歳を迎える大ベテラン

 

その手から生み出される住まいは

日本の伝統的な趣を残しつつも

 

線を少なく薄くデザインされ

軽快で洗練された佇まいを

醸し出しています

 

そこに駆け寄る一人の人物

 

 

こちらも住宅界のスーパースター

伊礼智さんです

 

なんだか孫悟空とルフィが

同じスクリーンに登場したかのような

夢のような2ショット・・・

 

しかもしかも

こちらの住まいで使われている

ガルバリウムの雨樋(あまどい)

 

 

これをメーカーと共同開発したのが

伊礼智さんです

 

昨年から木楽舎でも

チョコチョコ使い始めたところなので

なんだか勝手に親近感(Part2)

 

 

建物から少し離れてみると

2棟の建物がほぼ同じフォルムで

揃えられているのが分かります

 

 

たかが2棟

されど2棟

 

これだけで町並みに

凛とした雰囲気が生まれているのが

よく分かります

 

そして

社屋の中はまさに

ディティールパラダイス(※)

 

(※)

細かい納まりが楽しすぎる空間

という意味の安東の造語

 

 

 

 

一見すると

何ということはないけれど

目立たない細部にまで

神経をとがらせて

生み出された空間

 

それでいて

どこにいても

心地よさを感じることができる

 

これこそが

田中さんの真骨頂です

 

 

 

すぐに真似るとか

そういうレベルは超えていますが(笑)

昨今の住宅が忘れかけている

「心地よさの追求」の到達点を

まざまざと見せつけられました・・・

 

精進あるのみです!