自然とあいさつが生まれる町かど

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

今日もまた

北朝鮮からミサイルが

発射されました

 

今年に入って

すでに6回目らしい

 

「らしい」と言ってしまうあたり

「あぁどうせまた

ハズレるんでしょ?」

と他人ごとに感じている証拠

 

改めて慣れって怖いなと

感じてしまいます

 

そして何よりも怖いのは

北朝鮮の首脳部が

何を考えているのか

わからない

ということです

 

偉い人たちが

いろいろな推測を

試みてはいますが

 

けっきょく

彼らの人となりを

良く知る人は誰もいない

 

隣人の様子が分からないって

本当に怖いことですね

 

そういえば先日の建築視察のときのこと

 

見学会場に向かって歩く途中

ランドスケープデザイナーの

田瀬理夫(たせ・みちお)さん

何の変哲もない住宅街の一角を

熱心に写真に写していました

 

 

思い切って

「田瀬さんはこの場所に

何を感じたんですか?」

と聞いてみると

 

「いやね、こんな緑もなくて

家がギュウギュウ詰めの場所で

子どもたちはどう育つんだろう・・・

って思ってね」

と寂しげに呟かれました

 

その後の講演の中でも

 

 

子どもたちが安心して

家の周りを遊び場にしながら

ご近所との交流を通して

人間関係をつくる訓練を積む

 

その重要性を

切々と説いていらっしゃいました

 

これには私も心を撃ち抜かれました

 

普段の住まいづくりの中で

「この子どもたちが

健やかに育っていくように」

と願いを込めているのは

事実です

 

がしかし、それはあくまでも

私たちが建てる住まいという

「箱の中」でのストーリーに

終始してしまいがち・・・

 

そうではなくて

もっと「町かど」の単位で考えて

ご近所さんとのふれあいが

自然発生するような仕掛け

積極的に提案していくべきだと

気づかされました😢

 

ここで身近な体験をひとつ

 

最近ゴミ捨ての途中で

すれ違う小学生に

「おはようございま~す」

と挨拶しても

シカトされてしまうことが

多くなりました

(もともとシカトされやすい

体質ではあるのですが・・・)

 

信じがたいことですが

「知らない人には挨拶してはダメ」

という教育が浸透しつつある

らしいのです

 

「不審者に目を付けられないように!」

という主張も理解はできます

 

でもでも

その子たちと私がすれ違うのは

初めてではないので

「あの人は近所に住んでいるおじさん」

くらいの認識はあるハズ

 

そんな人への挨拶まで

NGを出していたら

社会に出たときに

挨拶なんてできるわけが

ありません

 

ですから

「一度は挨拶してみて

よく分からない人だったら

挨拶してはダメ」

というふうに

キチンと教えてあげるべきだと

思うのです

 

 

ご近所づきあいは

その感覚が自然に

しかも安全に身に付く

絶好の機です

 

最初は「知らない人たち」でも

徐々に「分かる人たち」になる

 

中には「よく分からない人」も

いるかもしれない

 

そして人々とのやり取りで

「自分がどう見えているのか」を

気づくきっかけにもなる

 

その繰り返しで

人を見る目が育ちます

 

現に

5軒の木楽舎の住まいが並ぶ

古野コミュニティーに顔を出すと

数年前はナマイキなことしか

言わなかったBOY(笑)が

すっかりお兄さんらしい口調で

「こんにちは!ひさしぶり!」と

声をかけてくれます

 

 

これもご近所づきあいで

たくさんのコミュニケーションを

経験したからだと感じます

 

子どもたちがノビノビと

地域や自然につながれる

住まいづくり

 

これからの大きなテーマと

なりそうです