手仕事は隠れゆく

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

いよいよ春の訪れを感じる

朗らかな午前中

 

先日上棟を迎えた住まいの

上棟式を催行しました

 

 

上棟式とは

家屋と土地の守り神

建築の無事をお祈りする

建築中もっとも大切な儀礼

 

西洋でも

トッピング・アウトという

上棟式に似た儀礼があるらしい

 

地球上どこにいても

建物の骨組みを

みんなの力で造り上げることは

とても喜ばしいこと

 

県外に住むご両親も

駆けつけていただいて

みんなで喜びを

噛みしめます

 

 

40年に渡り

土木関係のお仕事をされていた

お父さまが突如

床を指さしながら

 

 

あ~よかった・・・

「何じゃこりゃ!」って

怒られるかと思った・・・(笑)

 

床の構造体となる

針葉樹の合板は

コロナ前に比べると

1枚当たり1000円以上

値段が上がりました

 

それでも

常に生活の荷重を受け続ける

足下の部材は

近い気候風土で育った木を

使うことに越したことは

ありません

 

ですから木楽舎では

国産のものを使い続けています

 

それを取り立てて

お施主さんに説明することは

ありませんが

(忘れているだけとも言える)

 

今回のように

詳しい方に見つけてもらえると

ちょっと誇らしい気持ちに

なるものです(単純)

 

四隅のお清めをする

お施主さんの足下を見ると

 

 

種類の違う金物が

取りつけられているのが

分かります

 

これらは

基礎や土台、梁から

柱が引っこ抜けないように

引っ張って固める

専用の金物です

 

いちばん奥の太い金物は

ホールダウン金物

 

 

↑の写真のように

事前に基礎にガッチリと

埋め込まれています

 

手前の2つの金物は

コーナー金物

 

柱と土台もしくは

柱と構造用合板を

直接つなぐ役割があります

 

場所によって

力のかかり具合が違うので

しっかり計算して

適切な金物を選びます

 

この後

建物を横からの揺れから守る

耐力面材が壁一面に

ビッシリと貼られていきます

(↓は別の現場)

 

 

このように

木の住まいは一つ一つの作業が

大工さんを中心とした

職人さんたちの手仕事

で進んでいきます

 

仕上げとか造作家具とか

目に見えやすい部分はもちろん

いずれ隠れてしまう部分こそ

手仕事の本分

 

木楽舎の大工さんたちは

その辺り、本当に安心して

お願いできる・・・

 

褒めても

「いやいや

俺たちなんてしょせん

作業員ですから😙」

と謙遜しかしないので

あまり褒めませんが(笑)

 

とにかく

再び家族が笑顔で

集えるように

 

健康で健全に

お仕事ができることに

感謝して

 

粛々とがんばって

いきまっしょい!!