みなさんおはこんばんにちは
代表の安東です!
ご存知の方も多いと思いますが
「先進的窓リノベ事業」
という名前の補助金があります
熱の最大の弱点は窓ですが
窓の高性能化が進んだのは
ここ20年くらいのこと🤔
つまり
20年以上前に建てられた建物の
窓をしっかりとリフォームすれば
省エネのコストパフォーマンスが高い
ということで
最大で200万円もの補助金がもらえるという
太っ腹な事業です
「補助金を利用して内窓を付けたい」
とご相談があったので
今日はそのご自宅へ伺いました
鳥肌が立つくらいに
立派な松の梁
真壁造り(しんかべづくり・柱を見せる工法)の
珪藻土塗り(中は土壁とのこと!)
20年以上たっているとは思えない
キレイで厚い無垢杉の床
惚れ惚れするような建築です
当時としては珍しく
ペアガラスを使っていて
お施主さんの検討の深さが
伝わってきます
ここからが本題ですが
これだけ大工さんの技量が詰まっていると
内窓を付けるのも
単純にはいきません🤔
こちらの掃き出し窓は
すぐ横に造作の本棚があります
この窓に内窓が収まるのか
しっかり検討する必要があります
ヘタなスケッチを採って・・・
CGでモデリング↓
注目すべきは内窓の枠を
取り付ける柱などの奥行きです
この柱の奥行きは9cm
内窓を付けるためには
7cm以上が必要なのでクリア🙆
と、ここで終わりではありません🤔
お施主さんのもう一つのご要望は
お気に入りのロールスクリーンを
再利用すること💡
内窓を付けると
ロールスクリーンを付けるための
奥行きがなくなってしまいます
そこで木で新たな枠を
組んであげるように計画
どうしても本棚の扉は
取り外す必要がありますが
お施主さんにも納得いただいて
一安心
元々の手仕事が美しいだけに
全体のプロポーションも
もっと検討が必要です
内窓を付けることだけを考えて
後になって「ヤバい・・・!」
となってしまわないように
事前にじっくり検討したいものです
そして・・・
ジックリコトコト煮込むように
検討を重ねた木の住まいも
見に来てくださいね~↓