ここがヘンだよパッシブデザイン

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

今日はご新規の方が

木楽舎までご相談に

来てくださいました

 

実はその方は

他の工務店さんと

かなりお話が進んでいましたが

いろいろあって

ご破談になりそうとのこと

 

土地も購入してしまっているので

少し急がねばと

木楽舎の門をたたいて

いただいたのでした🤔

 

建物の規模の話になり

進めていたプランを

見せていただくことに

 

ちなみにその工務店さんも

パッシブデザインの設計

標榜している会社さんなので

こちらも勉強のつもりで

見てみると・・・

 

全然パッシブじゃない・・・💦

 

厳しい言い方ですが・・・

敷地に対する建物の配置

建物の形状

屋根の在り方

窓のサイズや配置

地域の風の検討

 

そのどれを取っても

エアコン頼みの住まいにしか

見えないのです・・・

 

ちょっと気になったので

グーグルさんで

「大分 パッシブデザイン」

と検索すると

いろいろな会社さんが

ヒットしてきます

 

10年前、私が本格的に

パッシブデザインを

学び始めたときには

全くと言っていいほど

ヒットしなかったワード

 

それが最近になって

認知度が上がったのは

カーボンニュートラルや

SDGsといった

省エネ機運が高まったこと

大きいのだと思います

 

そのこと自体は

とても喜ばしいこと

 

しかしその一方で

パッシブデザインという言葉を

新しい売り文句として

使い始めている感じ

も否めません

 

高気密高断熱

自然素材

デザイン

耐震性

 

こういったキーワードが

目新しくなくなって

次のアピール方法が

欲しいという気持ちは

とてもよく分かるんです

 

しかもパッシブデザインって

客観的に評価する基準が

ないので

言ったもん勝ちの世界

 

だからこそ

パッシブを標榜するならば

程度の差こそあれ

その意識を以って

設計に挑むべきです

 

中には

「高い断熱性の

パッシブデザイン住宅!」

というように

誤解を生みかねない

表現まで散見されますが・・・

 

 

同じ建物でも

周囲の環境が違えば

求められる性能や

形状なども変わります

 

 

それを丁寧に紐といて

自然との調和を目指すのが

パッシブデザイン

 

必ずしも

パッシブ=高性能

ではないのです

 

そのあたりが

誤解されないようにするのも

造り手の責任だと

思うのですが・・・