安定と不安定が併存すること

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

18日から20日の3日間

大分を離れて

九州のウルトラ工務店を

訪ねるツアーに

参加してきました!

 

初日は鹿児島に向かい

シンケンさんへ

 

「日本一の工務店」とも

称される会社さんで

私もこの世界に入って

間もないころに一度

体験したことがあります

 

一言で言うと

進化&深化の塊

 

今回見せていただいた

建物は

「STUDY HOUSE」

と名付けられており・・・

 

 

 

 

 

シンケンのスタッフさんが

この場所に何度も赴き

たくさんの議論を交わしながら

より良い住まいのあり方を

模索していく場なのだそう

 

それにしても

どの空間に身を置いても

自然とのつながりを

意識することができる

洗練された設計

 

建物そのものも

もちろんスゴイけれど

自然と離れては

人は生きていけないという

シンケンさんのイズムが

散りばめられています

 

続いては

同じく鹿児島の創建さんへ

 

 

降りしきる雨の中

地面から生えてきたように

自然に馴染んでいるのは

建築家・堀部安爾さん設計の

平屋です

 

堀部さんの建築は

今まで何軒か拝見し

その度に圧倒されてきました

 

2016年・神戸にて

 

2020年・香川にて

 

そして今回は

夫婦2人住まいの小さな平屋

 

 

実は最初の感想は

「ん?これでいいのか?」

だった私(怖いもの知らず)

 

これまで見てきた建築と比べて

かなりコンパクトで

重心も低い空間の連続

 

正直にいうと

少し窮屈・・・(バチ当たり)

 

しかしそこには

しっかりと狙いがあって

 

きちんと断熱され

安定した快適さを

得られる場所

(つまり室内)

 

そして

 

外に対して開放的で

不安定な快適さを

得られる場所

(軒下など)

 

この2つが

上手いバランスで

つながることで

 

中と外の行き来を

自然と欲する住まいになる

という壮大な仕掛け

 

ズドーンと

大きな開口を作るのはカンタン

 

だけどそうではなく

家に入れば

きちんと温かく

ちょっと外に出れば

自然が心地いい

そんな当たり前のやり取りを

建築で表現することに

大きな意味があります

 

そんな住まいが増えれば

自然と町に向かって

暮らしが開いていく

 

そうすると

町の表情も

優しいものになっていく

 

私たちが造るのは

一軒という小さな単位の

建築ですが

 

その思想が連なれば

豊かなコミュニティが

生まれることを

実感させられました

 

初日でこれだけ

濃密な時間でしたからね・・・

 

明日は2日目のことを

書こうと思いますが

これが・・・また・・・

ものすごいですよ・・・