エアコンに苦しむ縄文人

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

今日は一日

事務所に缶詰めで

事務仕事でした

 

木楽舎の事務所は

断熱がとても弱い上に

軒がまったくない

四角い建物

 

 

9時半すぎには

室温が28℃を超え

ムシムシしてきたので

エアコンをつけました

 

・・・そして

一日を終えた今

体に鉛が入ったかのような

気怠さに襲われています

 

エアコン病かも・・・?

と紐づけるには

早い気もしますが

 

断熱性の低い建物だと

エアコンの自動運転と

室温の上がり下がりが

お互いにバラバラで

安定してくれません

 

暑いと肌寒いが

不自然なリズムで

繰り返すので

体がおかしくなるのは

当たり前ですね

 

そんなスッキリしない折

昼休憩の時に読んだ

雑誌の巻頭特集が

建築家の内藤廣さんと

同じく建築家の堀部安爾さんの

対談記事でした

 

 

その中で堀部さんが

 

「人間の歴史を一生に例えると

近代と言われるのは

わずか1~2日に過ぎない」

 

「現代の私たちも

弥生時代以前の感覚をベースに

生きているのではないか」

 

ということを仰っていて

妙に納得する部分がありました

 

今は機械設備のチカラで

ある意味でムリヤリに

快適で便利な暮らしを

生み出すことはできます

 

しかし

根本的に拠り所となるのは

縄文的で生き物らしい感覚

 

それに呼応するように

内藤さんも

 

「いっそみんなで

50年前くらいの暮らしに

戻ってみると

スッキリすることが多い」

 

「エネルギー消費量も

1/10くらいに減らせるだろうし」

 

とズバリ語ってくれています

 

最近は特に機械のチカラで

自然をねじ伏せようとする

世の中になりつつありますが

 

軒を深くするとか

風通しをしっかり考えるという

原始的なところに立ち返るとともに

 

私たち自身の体を

自然に対して強くしていくことも

大切なんだと思います

 

 

仕事の途中でたまに立ち寄る

現モデルハウス

 

昼過ぎでもびっくりするくらいに

ヒンヤリと心地よい

(もちろんエアコンは

付けていません)

 

地球温暖化の真っ只中とはいえ

建築的な工夫(パッシブデザイン)で

まだまだ自然室温で暮らせる

余地は残されています