薄氷の上の平和

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

今日は広島原爆の日

 

 

私が小学生の頃

8月6日といえば登校日になっていて

平和学習を受けるというのが当たり前でした

 

それは今でも大分県では

大きく変わっていないそうですが

全国的に見ると

登校日を設けていないところも

少なからずあるそうです

 

ついてっきり日本人はみんな

同じように平和教育を受けている

と思い込んでいたので少しびっくり・・・

 

昨夜のNHKの番組で

海底に沈む戦時中の船を

CG化して調査するドキュメンタリーが

流されていました

 

その中で衝撃的だったのは

船内に残された遺骨の写真が

観光ダイバーたちによって撮影され

SNSに「映え用」として

アップされているという事実

 

先の戦争の当事国として

常に戦争の悲惨さを意識してきた

私たちからすれば

常軌を逸したことに見えますが

 

暮らす国も環境も違い

情報への触れ方が違えば

それは単なるアミューズメントに

なってしまう

 

改めて平和への道のりとは

長く難しいものだと感じます

 

 

先月おとずれた原爆ドームでも

やっぱり同じような違和感を感じました

 

 

深く重い哀しみが眠る地のはずなのに

周辺はたくさんの観光客であふれ

その人たちの多くはまるで

自分には関係のない事のように

大声で笑いながら

建物をバックにピースで

写真を撮っていました

 

まぁコロナ解禁後だから

しょうがないのかもしれませんが・・・

 

思えば不景気や少子高齢化など

いろんな課題を抱えた時代であるとはいえ

私たちは平和に生きることができています

 

普通に生活していれば

命の危険を感じる事はまずありません

 

それに加えて

戦争終結から今年で77年が経ち

その記憶はどんどん薄れていくばかり

 

「昔はこんなにひどいことがあったんだよ」

と語る側の大人もその悲惨さが

身に染みている人は少なくなっているはずで

誰の心にも「リアル」が宿っていかないのは

仕方のない事なのかもしれません

 

しかしです

過去の苦い記憶を忘れてしまっても

自制心を保てればいいのでしょうが

どうも人間はそんなに器用じゃない気がします

 

楽しいことだらけの夏休みですが

そこにあえて水を差してでも

狂気に突き進んだ時代と

名もなく散っていった多くの命に

思いを馳せる時間を持つことが

私たちを律する機会になると思います

 

ちなみにNHKの企画で

「戦争を伝えるミュージアム」

というウェブサイトがあります↓

 

 

とても分かりやすく

戦争のアレコレがまとめられています

 

家族で読んで

思いを共有してはいかがでしょうか?