必要最小限の冷暖房

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

 

こちらは日出町の現場

 

大工さんによる造作工事も大詰め

これからお化粧の工程が

ドンドン進んでいきます

 

 

玄関のアプローチ前の深い軒もイイ感じ

左の窓の前には木の格子が設置されます

 

 

室内はいつ来ても・・・

涼しい・・・

 

大工さん手づくりの木の階段も完成しました!

 

左側には何やら壁が盛り上がった部分

 

 

これは薪ストーブのための防火壁です

 

薪ストーブの機種ごとに

燃えない素材で囲む範囲が

設定されています

 

 

この防火壁と本来の壁の間には

スキマを設けていて

空気を通しながら

熱を裏まで通さないようにしています

 

その上からタイルを貼って

仕上げていきます

 

 

あぁ・・・ええなぁ・・・

 

 

薪ストーブの熱は

吹き抜けを通って

2階も温めます

 

2階を含めコンパクトなお家なので

薪ストーブ1台で十分に温まります

 

そしてこの吹き抜け部分に

エアコンを設置して

夏の冷房を1台でまかなっちゃおう

という計画です

 

 

「吹抜けは寒そうだからイヤ」

というイメージが強いですが

しっかりと断熱をしてあげれば

冷気が下りてくる(コールドドラフト)ことは

ほとんどありません

 

しかも2階の高い位置に

窓を設けることで

吹き抜けを吹き上がるような

風が生まれやすくなります

 

これを「立体通風」と言います

(南と北の温度差を利用する手法)

 

最近では

「高性能住宅では24時間

エアコンつけっぱなしが正解!」

という考え方を主張する人も

増えているようですが

 

そもそも

エアコンを付けなくても良ければ

それに越したことはないのでは?

と思ってしまうひねくれものの私

(エアコンメーカーさん、ごめんなさい🙇)

 

これからの地球沸騰化

どうなっていくのかは分かりませんが

今のところまだまだ日本は

エアコンに頼らなくても何とかなります

 

そのためには住まいのキホンとして

・お日さまを取り込む大きな窓

・太陽角度を考えた深い軒

・まっすぐに風が抜ける窓

・地域にちょうどいい断熱性能

・住宅性能に見合った冷暖房設備

これらをキチンと組み合わせて

計画していかなければなりません