引き継ぐための解体工事

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

 

今日は日出町のとあるお家から

 

こちらのお家は

木楽舎の住まいに暮らす

OBのお施主さんのご実家です

 

新築をお手伝いしたご縁から

2つの子供部屋を1つにまとめる工事を

ご依頼いただきました

 

 

いわゆる解体工事ではあるものの

後で壁紙を貼り直すので

できるだけ下地を傷めないように

解体する必要があります

 

ですからこのような場合は

大工さんの力を借りて

丁寧に取り払っていきます

 

 

普段の新築では

大工工事の直後に

仕上げ工事が待っています

 

仕上げの職人さんが困らないように

丁寧に下地を作っていくのが

大工さんならではのお仕事です

 

 

古くなったベニヤを剥がすと

こんな風に釘が飛び出しています

 

 

それを一本ずつたたき曲げて

周りにキズが付くのを防いだり

解体と一口に言っても

細かな作業の連続で

意外と時間がかかるものです

 

 

いよいよ本題の

壁の撤去に取り掛かります

 

 

壁にはこんな落書きがあり

これも立派な家族の思い出

 

それを解体する責任を

しっかりと胸に刻みます

 

 

さて、この子ども部屋は

増築部分の2階です

 

図面もかなり古いもので

この壁の構造がどうなっているかは

想像するしかありません

 

天井付近のガラス欄間も

取りはずす予定なので

落として割らないように

身長に壁を剥がしていくと・・・

 

 

なんとも立派な米松の梁が!

 

 

どうやらこの梁は

ガラスを支えるだけではなく

円弧を描いた天井を

支える意味もありそうです

 

ですからお施主さまにも説明の上

この部分を残した上で

キレイに壁紙で仕上げられるように

梁を石膏ボードで囲うように

計画変更しました

 

 

大工さんのテキパキした仕事のお陰で

半日ほどで解体作業は完了です

 

とても広々とした

気持ちのいい空間になりました

 

と、文章で書くとシンプルですが

大量の廃棄物をもって

2階と1階を何十往復もしたので

明日(もしくは明後日)には

必ず筋肉痛がやって来る・・・

 

明日は既存のドアの代わりに

造作の引戸を設置するための

下地づくりと全体のお掃除

 

その後のクロス工事は

お施主さまが手配された

業者さんへバトンタッチします

 

造るのは何日もかかったこの部屋も

壊すとなるとほんの数時間

 

新しく生まれ変わったこの空間も

今まで以上に大切に使われることを

心から願います