大分って実は建築パラダイス

みなさんおはこんばんにちは

代表の安東です!

 

 

いきなり問題ですが

ここはいったいどこでしょうか?

 

まるで要塞のような

レンガ造りの構造物が

斜めに地面に突き刺さったような

異様な光景です

 

実はこちら

中津市内の小高い丘に建つ

「風の丘葬祭場」という

れっきとした公共建築です

 

 

裏側から見ると

さらに目の錯覚を誘うような

不思議な建築です

 

ちなみに写真左の傾いた建物は

お別れの式を行うホールで

右の赤茶色のコールテン鋼の

裏側には焼却場や待合室などが

配置されています

 

こちらの設計は

幕張メッセなどの設計で有名な

建築家・槇文彦さん

 

 

異様な外観とは対照的に

非常に静謐な雰囲気をまとった

内部の空間

 

どこかコルビュジェ建築を

感じさせるような意匠も

散りばめられつつ

まったく嫌みのない

上品で静かな建築です

 

 

自然光と人工光を

ブレンドするという試みも

ありそうでなかなか見ません

 

随所の細かすぎるこだわりが

建築に対する狂気にも似た

情熱を感じさせます

 

 

実は今回は

静岡の建築家・村松篤先生を

お迎えしての建築視察です

 

というのも

私がここ数年参加している

村松先生主宰の設計塾のホストに

ご指名をいただいたので

来年1月の開催を前に

作戦会議にいらしたというワケ

 

村松先生はかねてより

この風の丘葬祭場を観たかったと

しきりにおっしゃっていましたが

 

・・・正直に打ち明ければ

今回のお話が出るまで

私はこの建築の存在を

知りませんでした😚💦

 

しかし知らなかったことが

恥ずかしいくらいに

雄大でコンセプチュアル

そして精神性の高い建築でした

 

 

その後は湯布院に移動して

私の大好きな碧雲荘へご案内

 

こちらは太宰治が

東京時代に下宿していた建物を

そのまま移築してきたという

驚きの建築

 

 

当時の趣きをそのままに

人工音のまったくしない空間で

ひたすらに読書とスローな時間を

愉しむことができる場所です

 

 

実際に太宰治が

執筆活動を行っていた部屋も

そのままに残されています

 

当時の大工の創意工夫が

ふんだんに散りばめられた空間は

太宰ファンでなくても

一見の価値アリです

 

 

そして最後は由布院駅周辺へ

 

磯崎新さんによる駅舎(12月まで改装中)

 

その隣に立つ坂茂さんによる

ツーリストインフォメーションセンター

 

そして写真の隈研吾さんによる

COMICO ART MUSEUM

 

徒歩圏内にこれだけの建築が

立ち並んでいるのは

大分に暮らす我々にとっては

なんともうれしいことです

 

 

明日は引き続き村松先生に

木楽舎のお仕事などを

見ていただく予定

 

その様子は追ってレポートします😚