気持ちは建築に現れる

みなさんおはこんばんにちは

木楽舎代表の安東です!

 

能登半島地震発生から約10日

 

未だに被害の全容が見えない上に

避難生活も困窮を極めいるとのこと・・・

 

昨年に第一子が生まれた

私個人としても

避難所の赤ちゃんたちが

不衛生な環境に身を置かれ

肌がただれてしまっている

という報道を見聞きするにつけ

心が痛んでしょうがない・・・

 

些少ではありますが会社からも

支援金を寄付させていただきました

 

ここで私たちも襟を正して

万が一の際にも

家族の身と心を守れる住宅を

造っていかねばと

意を新たにしています

 

 

こちらは大分市で建築中の

平屋のお家にて

 

ご家族の手形やメッセージを

梁(いずれ隠れる)に残す

手形式を行いました

 

 

木楽舎が手形式を行うのは・・・

住まいづくりの思い出になる!

というのが第一の理由

 

そして第二の理由は

造り手と住まい手の距離が近くなる!

ということが言えます

 

いくら設計がスゴくても

 

いくら図面が詳細でも

 

いくらお金を払っても

 

実際に現場で作業をする

職人さんや業者の人々が

テキトーな仕事をしてしまうと

その意味は薄れてしまいます

 

ですから何を差し置いても

「この人のために

お家を造っているんだ!」

という思いで臨むことが

まずは基本だと思うのです

 

 

自然とその気持ちは

現場の美しさに直結するもので

 

 

断熱材の張り方一つ見ても

こんなにピシ~ッとしていると

実に気持ちがいいですし

 

いずれ壁の中に隠れても

仕上げ部分を邪魔しにくかったり

数年後の点検の時にも

天井裏を見やすかったりと

いいことずくめなのです

 

もちろん性能的にも

余計なスキマができないので

気密性が向上します

 

効率や稼ぎだけを目的にすると

こういう部分はどうしても

おざなりにされてしまう世の中です

 

しかしありがたいことに

木楽舎の職人さんたちは

全員と言っていいほど

「壁の中」の施工が

ピシャッとキレイで美しい

 

そして数年たって

アフターメンテナンスを

お願いする時も

「あぁ、あの○○さんね!」

と顔と名前を憶えていてくれる

 

こういう部分って

一人ひとりの気持ちの部分なので

いくら仕組化しようとしても

うまくいかないものです

 

 

こちらは先日

アフターメンテナンスで伺った

築3年が経つお家の床下

 

分からないからと

ゴミが残されていたりすると

その部分に湿気が溜まりやすくなり

土台を傷めたり害虫を呼んだりと

いいことがありませんが

 

キレイそのものなので

コロ付きの台車に乗って

スイ~ッと移動できて

空気の淀みもありません

 

このように見えない部分を

丁寧に造ることで

お家の寿命は大きく伸びていきます

 

長い間そこに住むご家族の

命と心を守るためにも

気持ちのこもった丁寧な施工を

続けていきます