ニュースでは寒の戻りと申しておりますが、大分ではそこまで寒さを感じませんね。
そういえば、今年は一心寺の牡丹桜を見にいってません。そろそろ咲き始めているのではないでしょうか。
さて、先日、ダイニングの照明、特に高さについて書かせて頂きましたが、住宅における高さって分かり難くないですか?
図面の中ではCH(CeilingHeight)で表示されます。
例えば、CH=2450 とか CH=2150とか、これらが床から天井の高さになります。
でも、天井までの高さが2,450mmあります。と言われても中々想像し辛いですよね。
天井までの高さだけでなく、収納の高さ(H=2,000)とか、キッチンカウンターの高さ(H=1,080)とか、数字を言われても理解し辛いです。
(上の図でも、インターホンを収めるために壁をくり抜く場所が「インターホンニッチ:W200*H400*D50」と表示されてますが、実感できないですよね)
この問題を解決する方法を一時期考えたことがあるのですが、結論は一つ、
「見学会に足繁く通うこと」
です。
ペンダントライトと同じく、高さ関係はその周囲にあるものによって感じ方が大きく変わってきます。所々の理由で天井を低くする場合、一部屋、或いは一階部分全体が低いと圧迫感を感じてしまうかもしれません。
しかし、吹き抜けや勾配天井と隣接させることで、この圧迫感を取り除くことが可能になります。
他に、私の好きな小上がり和室は、小上がりの分天井が近くなり、結果として天井高が2,200とか、2,100になる場合が多いです。
しかし、和室は立たず、椅子に座らず、畳に直接座ります。結果として天井の低さが気にならなくなります。
上に書いた例は私の感じたところですので、この記事を読まれている方、早速今いる場所の天井の高さは幾らか、測ってみて下さい。色んな場所で天井高さを測ると、ご自分に合った天井の高さが分かるかもしれません。
これは収納等、平面についても言えることです。普段、棚の収納の奥行きを気にすることは少ないと思います。平面的なものの奥行き・幅等も気にすることで、収納であれば、自分が持っている物に適した置き場所を考えることができたり、キッチン~カップボードの幅を自分の使いやすい幅に設定できたりと、良いことが沢山ありますよ。
という訳で見学会、行ってみましょう!4月20,21日の2日間、別府市古市町にてお施主様のお家をお借りして見学会を開催致します。階段部がスキップフロアになっており、色んな高さを感じられるお家です。是非お越し下さい…!!