見学会で見てほしいこと(壁の仕上げ)

昨日は暖かかったですが、今日は少しひんやりですね。

妻が少し風邪気味のようで。寒暖差には皆様お気をつけ下さい。

 

さて、今日のブログは壁の仕上げについて。

木楽舎では、壁の仕上げに漆喰や珪藻土、エコクロス等を使用していますが、それぞれのメリット・デメリットについては本日は論じません。「漆喰の塗り方」について写真と共にお伝えします。

同じ漆喰壁でも様々な塗り方があり、それぞれ完成した時の印象は驚くほど異なります。

今日、お伝えしたいことを先に申しますと、『土地が決まる前・プランニング段階で塗り方を考えるべし』です。

打ち合わせの時にサンプル壁(職人さんが50cm四方くらいの板に試し塗りしたもの)を見ながら打ち合わせをしますが、サンプル壁の小さな面積で見る壁と、完成した時の大きな面積で見る壁と、これまた印象が変わってきます。このため、大きな面積で漆喰の壁を見ることができる見学会は、お施主様に合った壁を選ぶ最良の時間なのです(漆喰・珪藻土だけでなく、エコクロスもですし、床材も、全てですね)。

次回から、見学会に来られたときは、この床は何という材料だろうか、うちに合うだろうか。壁は、天井は、外壁の色は…。

どんな材料・仕上げ方なのか気にしながら見学すると満足いく家造りに一歩近づくと思います。

 

漆喰のサンプル壁を撮ってみました。色々塗り方があるなーと感じて頂けると嬉しいです。

 

ウェーブ仕上げ 荒々しい波のような仕上げ方

木ごて仕上げ 自然な風合いです

ローラーカット仕上げ 凹凸がはっきり出る塗り方です

刷毛引き仕上げ 視線を遠くに持っていってくれそうです

金ゴテ仕上げ 広い面積で見ると鏡のようにツヤツヤになります

他にもスパニッシュ仕上げとか扇仕上げとか、沢山の種類があります。色んな会場を回って、自分の好きな塗り方を探してみて下さいね。

ちなみにこちら、今回の見学会場で撮影したものです。凹凸が強く出るローラカット仕上げならではの陰影です。仕上げとライティングとを一緒に考えると更に美しい家になるかもしれません。