先日、上棟の日にお施主様のご親戚の方から伺った話…。
『スズメノカタビラをグリーンに使用している例がある』
芝生を育てていない方とゴルフをしていない方からすると何のこっちゃと言いたくなる話題ですね。
スズメノカタビラは芝生を育てている方の天敵、芝生を刈り込んでも間から生えてくるニクい奴です。
wikipedia様より転載
↑こんな風な草本類です。
調べてみますと、スズメノカタビラを使用しているゴルフのグリーンは、”ポアナ芝”と呼ばれ、アメリカではポピュラーなようです。
日本の芝生づくりで”雑草”として扱われているスズメノカタビラが、場所を変えるとちゃんとした芝生として扱われている。どの草を雑草として扱うかは時と場合により異なるわけです。
さて転じて我が家の庭ですが…。実は芝生が部分的に雑草になりつつあります。
具体的には端の部分です。南の木塀付近は斜面を駆け下り子孫を増やそうと頑張っていますし、北の母屋側はハーブ目地部分を侵食しています。木々の根元はコケと花で仕立てるはずが既に芝生に占領されております。
…種-発芽-養生期間-冬を経て、繁茂した芝生ですが、端っこの一部は雑草と認定し、積極的に際刈りすることとしました。
こんな器具を使って…(本来は植え替えをするときに根を切って土と縁を切るための道具です)。
こんな状態から…。
こうなりました。
芝生君はココまで!と範囲を明確にすることで、芝刈り機で刈れない場所を少なくし、日々の管理を省力化することができます。
問題はまた徐々に侵食されることが目に見えているということです。
芝ゾーンと苔・花ゾーンを明確に分けるため、早く石を敷かなければ…石を探さなければ…!!
最初にお話ししたお施主様のご親戚の方(職業柄、芝生を管理されている大先輩です。また何か聞きに伺わせて下さい)のお陰で積年の疑問、『雑草とは何ぞや』に一つの解を出せた気がします。
雑草という植物は無いというのは正しいです。どの植物にも名前があるのですから。ただ、私の理想の庭を外れるものを雑草と呼ばせて貰う。芝生君とてその例外でない…!!