庭に遊び心をプラスして

庭と言いますと、真砂土を敷いたり芝生を敷いたり、加えてアクセントとなる木や花を植える場合が多いと思います。

ここに遊び心をプラスしてみてはいかがでしょうか。

私は旅行が好きで、各地の文化財や庭園を訪ねることが多いのですが、魅力的だなと思う庭には共通点があります。

一点目は”水”です。

こちらの写真は以前ブログで紹介しました、長崎県島原市にあります、四明荘と呼ばれる歴史的建造物です。縁側が湧水を有する池の上に立っており、縁側に座りながら水の音を聞き、鯉を眺めることができます。

水が無いときに比べると、水があるときというのは環境が複雑になります。

水上-水中と、2つの環境だけでなく、水分の多いところ少ないところ、苔のあるところ無いところ、多用な環境が生まれます。ひいては、水を好む生き物から好まない生き物まで、多用な生き物が集まることにもなり、ただ座っているだけでも飽きることがありません。

こちらは1.000トン/日の湧水という特殊な環境でありますが、もっと少ない水でも多用な環境を生むことができます。

こちらは先日、見学会を開催させて頂いたお家の玄関脇の水盆です。容量はバケツ一杯ほどですが、先述しました多用な環境を生む要素となっています。水量は少なくても、水分を周りの苔、土壌に緩やかに提供するとともに、日が差せばキラキラとした綺麗な光の反射が見られますし、小鳥が水浴びするのに丁度よい大きさ・深さです。

魅力的な環境=多用な環境、一点目の要素は”水”です。是非取り入れてみてはいかがでしょう。

二点目の要素については続けて書きたかったのですが集中力が切れたのでまた来週…!!

本記事を書きながら思ったのですが、我が家の北側は深い軒があり日が差さないので水温が急上昇することもありません。睡蓮鉢を置いてメダカさんを育てるのに最適な環境です。我が家も水を取り入れる算段をしてみようと思います。いつか。