庭に遊び心をプラスして②

暑さが少し和らいできた気がして、風に秋の涼やかさを感じてきている木元です。

前回は庭に”水”という要素を取り入れることで、環境が複雑になり庭に奥深さが出るという話をしました。

 

今回は庭に豊かさを運んでくれる(と木元が勝手に思っている)要素の2つ目、”高低差”について。

 

庭は一般的には水平に作ります。庭に起伏がありますと、例えば子ども用のプールを広げるのも難しいですし、芝生等を管理するのも大変です(芝刈り機の可動範囲が狭まる)。

 

一方で、庭に高低差があると遠近感が生まれ、庭に奥行きを感じるようになります。

また、水のときと同じで、庭に多様性が生まれます。例えば南に面した庭を想像したとき、全体が平坦な庭ですと全体に日がさんさんと差すので、高い光量を求める植物が主になります。高低差がありますと部分的に影が生じたり、場所によって土壌水分量や土質に変化が生じるので日陰が適した植物を植えることが可能になります。

以上のように、庭を考える際に平面だけでなく、縦方向にも想像を巡らすとよいかもしれません。

実は我が家も落葉樹たちの植え付けの際には意識して高めに植栽をしています。

 

後々、石が沢山手に入った暁には、芝生とその他植栽スペースの境界を明確にして、植栽スペースを10cm前後高くする計画です。

ちなみに一段高くするメリットは他にもあります。特に元々ある土が植栽するのに適さない場合、一段上げるときに入れる土を植栽に適した土にすることで、植物もイキイキと過ごすことができます(“レイズドベッド”と調べると沢山写真が出てきます)。

是非、庭を検討する際には縦方向のことも考えてみて下さいね。

高低差を表せる丁度良い写真がありませんでした…。また撮ったら載せます(´・ω・`)