「知りにくい」世の中で。

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

寒の戻りか、風が冷たい日が続きますね。

といっても、例年に比べれば段違いに温かいわけですが。

 

お仕事柄、多くの人と「お金」の話をよくします。

建築費用のこと、諸費用のこと、暮らしにかかわる様々な費用のこと・・・etc。

その中でも特に「住宅ローン」については、特に責任重大な話題です。

 

よほど資産をお持ちか、宝くじに当たらない限り(笑)、住宅ローン選びはすべての方にとっての生命線であるはずです。

しかし誤解を恐れず言えば、ほとんどの方があまり勉強せずに住宅ローンを選んでいるという印象です。

というか、勉強しても的を射ていない、という方が正確かもしれません。

 

しかしこれは、情報発信側に大きな問題があるという気がしています。

 

最近も事務所に来られたご新規の方と住宅ローンの話になりました。

その方曰く、「○○ハウスさんが提携している住宅ローンだと他より金利が安くなるって言われたんですけど・・・」とのこと。

よくよく内容を聞いてみると確かに安い。

けれど、その方の条件から考えると、もっと有利になる住宅ローン商品が実はあるんです。

 

【仮に3000万円を今月の金利設定で借り入れる場合】※35年返済

○○ハウスさんの提携ローン:支払総額3,6457,573円

金融機関Aのローン商品:支払総額34,230,265円

 

・・・差額2,227,308円也。

この他にも手数料など比較すべき項目もありますが、それでも車が一台買える金額ですね。

 

この方も日ごろから、お金のことについて心を折ってきたと聞いています。

しかし、上記のローン商品を「知らない」ことで200万円もの大金を失っていたかもしれません

 

ネットや広告を見渡せば、「業界最低水準!」というような言葉が並んでいますが、何を基準にしてのお話なのかが本当に分かりにくくなっています。

派手で損得感情を揺さぶるような謳い文句に惑わされないように、日々適確な情報をつかむ努力を続けたいものです。