地域と風景にさわる

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

今日は一気に真夏日となりましたね・・・

不覚にも私の体はまだ夏モードになり切れていないらしく・・・ちょっと外に出るだけで気怠い午後でした。

 

そんな今日は、緑豊かな地での地鎮祭。

これでも大分市の中心部から少し車を走らせた場所です。

 

ですが、ここは市街化調整区域といって基本的には新築の許可が下りない場所でした。

ほんの一握りの可能性を頼りに、一年を超える公的機関との連絡調整を経て、新築の許可に漕ぎつけたという重厚なストーリー付きの土地です(笑)

(しかし、建て替えられるかどうかも分からない土地を購入されたお施主さんには感服です・・・)

 

一年半の間、この土地に通い詰める中で、ご近所の方々とも仲良くなりました。

本当に人と緑に恵まれたコミュニティーだなぁと感じます。

 

こんな時にふと浮かぶのが、建築家アントニン・レーモンドが残した「建築設計の5原則」です。

  1. Simple(単純さ)
  2. Honest(正直さ)
  3. Direct(直截さ)
  4. Economical(経済性)
  5. Natural(自然さ)

この風景を見渡せば、人工物を過度に設置することは不適切だということが一目瞭然です。

この土地は地元の人々だけでなく、田んぼで泳ぐオタマジャクシや、野に咲く花々や、その間を飛び交うチョウチョウたちの棲家でもあります。

その営みを壊すのは簡単ですが、同じものを作り出すことは二度とできないのです。

あくまでもその土地に「お邪魔させていただく」。

そんな意識をもって、新たな住まいづくりに励んでいきたいと思う瞬間でした。

 

いよいよ、明後日から完成見学会3days!

 

【木元さん力作の道案内ムービー!】