省エネの意外な着目点(1)

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

台風が再発生し、今日もなんだか蒸し暑い一日となっています。

 

さて、つい先日のことなのでご存知の方も多いと思いますが、若干16歳のスウェーデン人活動家・グレタ=トゥーンベリさんによるスピーチが世の中を震撼させました。

「地球温暖化は人間による生産・消費活動による負の遺産。それなのに大人は目を背け続けている。許さない!」

という強烈な内容に、私を含め(恥ずかしくて)顔を赤くした人がたくさんいたことだと思います。

 

グレタさんの活動を見聞きするにあたり、もう一人、思い出す人物がいます。

ウルグアイの元大統領・ホセ=ムヒカさんです。

「世界一貧しい大統領」と呼ばれ、国民の平均年収を超える分は公益財団に寄付し、古い民家で野菜を育てながら、極めて質素な暮らしを送っているというこのお方。

2012年にリオデジャネイロにて行われた国連会議の壇上でのスピーチで一躍有名になりました。

(Youtubeで検索するとたくさん出てきます)

 

その中に、

“An electric light bulb can’t last more than a thousand hours. Some of them. But there are — we could have lights that could last for longer but they would cost so much we couldn’t afford them. And so we’re in this vicious circle of the throwaway society.”

という一節があります。

簡単に和訳すると、

普通の電球は1000時間くらいしか持ちません。しかし、我々にはもっと長持ちする電球を手にするチャンスがありました。それはとても高価であったため、我々の手元に届くことはなかった。このように、我々はこの使い捨て文明の悪循環に放り込まれているのです。

という感じです。

 

当時はまだLEDが普及しきれていない時期ではあったものの、私たち現代人が陥っている消費社会の現状をよく風刺している言葉だと思います。

 

ムヒカさんにせよ、グレタさんにせよ、危機感を持ったスピーチリーダーが現れたことをいい機会としてとらえ、私たちができることを真剣に考えるきっかけとしたいものです。

ということで、次回からは住まいづくりに活用できる省エネアクションを少しずつご紹介していこうと思います💡

 

次回の見学会も告知しておきます↓