地盤のこと

みなさんおはこんばんにちは、安東です。

昨日、打ち合わせ中のお客さんとお会いした時に、

「安東さん、なんだか覇気がないような・・・?」

と心配そうに聞かれました。

確かに最近、忙しすぎて息つく間もなかったのですが、それを悟られてしまっては底が浅い!

 

・・・というわけで、レイリーのところにでも修行に行こうかな・・・

 

冗談はさておき、今日は「地盤」のお話を少々。

 

住まいづくりをする上で、一番のブラックボックスとも呼べる地盤の強度。

「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」という法律によって、建物の構造耐力主要な部分と雨漏りを防ぐ部分の不具合については引き渡しから10年間の保証に入ることが義務となっています。

もちろん、基礎部分もその対象に入っているので、不同沈下による基礎の補修も保証されます。

 

ただし、「地盤の状況を適切に調査し、その結果に見合った設計・施工をしていないと保証しない場合もある」という前提があるので、地盤調査をして、必要に応じて地盤を補強しなければ完全なリスクヘッジにはならない、というわけです。

(株)住宅あんしん保証 パンフレットより

※「瑕疵」という見慣れない言葉は「かし」と読みます。いわゆる「不具合」のことです。

 

実際の地盤調査の様子がコチラ↓

これは「スウェーデン式サウンディング方式(SS式)」と呼ばれる方法で、住宅などの小規模な建築用に主に用いられている調査方法です。

中央に見える長い鉄の杭(ロッド)に重りを100kgまで加えていき、それでも沈まなければ回転を加え、25cm掘り進むまでの回転数を記録していきます。

つまり、「100kgの重りを加えても沈まずに、さらに回転を加えることができる=強い地層」という測定方法です。

これを建物の配置に合わせて数ポイント行います。

 

↓は来年オープンの新モデルハウス「たのし杉る家」の実際の調査結果(一部)です。

 

これを見ると、

  • 地表から75cmくらいまでは、ロッドに50kgの重りを載せただけで勝手に沈んじゃう・・・
  • 2mくらいまでは100kgの重りを載せると勝手に沈む・・・
  • 硬い地層は3.5mより深いところから

 

という結果が分かります。

地盤補強が必要かどうかはすべてのポイントの結果を分析して判定されますが、「たのし杉る家」の場合はOUT!でした・・・

では、実際に地盤を補強するにはどのような方法があるのか?

それはまた次回に。