みなさんおはこんばんにちは、安東です。
先日の記事でご紹介した「ちいきのたより」に、拙稿が掲載されています↓
なかなか外を出歩くのがためらわれる昨今、少しでも杵築の町を訪れた気分を味わってほしくて頑張って書きました。
よければご笑覧ください。
さて、暑いくらいの晴天に恵まれた本日、大分市片島でほぼ完成した住まいの社内検査を行いました。
お引き渡しを前に、設計・現場監督・コーディネーターなど社内スタッフ総出で施工品質の確認や設計に関する体感的な議論を行う場です。
今回の住まいは延べ床面積25坪のコンパクトな2階建て。
優しいご夫婦とお子さん2人が寄り添って暮らす自然素材の住まいです。
延床面積25坪と聞くと、狭いというイメージを持つ方もいるはず。
しかし、実際にできた住まいは家族がのびのびと暮らしている様子を想像するに余りある、とても豊かな空間です。
必要以上に大きくないことで、手と目が行き届くような安心感を覚えます。
冷暖房負荷も最小限に抑える事ができ、お手入れの手間も軽減するという側面もあります。
コンパクトだからこそ、こんな「おひとり様スペース」を設けてあげると、住まいの魅力がグッと上がります。
周囲には比較的古い家屋が立ち並んでいるため、あえて地域に馴染むような、シンプルで落ち着いた切妻スタイル。
これがある意味、木楽舎の定番です。
シンプルに仕立てた住まいは緑がよく似合います。
(お隣の庭木を借景にw)
注文住宅(自由設計)には形がありません。
だからこそイメージを最大限に駆使して計画するわけですが、そのイメージが合っているかどうかはできあがるまで分かりません。
だからこそ、計画の段階から住まい手と深く意見を交わし、想いを共有・認め合うというプロセスが欠かせないのです。
住まい手が「イメージ通りです!」と思ってくれているかどうかは想像の域を出ません。
しかし少なくとも、「住まい手さんにピッタリな住まいになったなぁ」と我々が心から思えるような建築を目指すことはできます。
ザ・建築って・自己満足!(笑)